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10話
退院まであとわずか。
佐久間「もう夏か」
気がつけばもうセミも鳴いていた
部屋の中はクーラーも付けていないのに
涼しい。
窓から風が入ってきている

佐久間「源田が退院してから何日たったっけ？」
何日？ちがう。一ヶ月は軽く過ぎているだろう

相変わらず源田は3日に一度くらい見舞いにきてくれている

さわさわ・・
風が吹き、カーテンがゆれる。
近くの木がさわさわ鳴っている。夏だ。と言ってくれているかのように

佐久間「はぁ。」
佐久間は暇でしょうがなかった。
一人でベッドに寝ているのはさびしい
佐久間「絶対体力衰えてる」
今思えば一回も外へ出ていない。

できれば外に出て、この夏の風を直接感じたいものだ。
足は順調に治りつつある。あと1週間くらいだ。
と医者がいっていたくらいだ。

佐久間「まだかな。1週間」
サッカーをしていたころの1週間は早い。
けど、入院している1週間は遅い。

がららっ・・
そのとき誰かが入ってきた。
夏の風と一緒に。


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なんか書きかた変わってしまってる・・
毎日いろんなしょうせつみてるからなぁ・・