二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【烈人と玲菜が】ボカロで学園【コラボってみた】 ( No.49 )
日時: 2010/06/29 21:20
名前: 玲菜 (ID: SiB1Ygca)

第5話:恋って不思議だね


俺は何してんだ、リンの腕をとっさに掴むなんて……。
本当は、イケないのに止められなかったこの気持ち——、

″好きになった気持ちは止められない"
体育館は静かし過ぎた。

その静かさを俺の頭が混乱する。リンは走ってどこかに行ってしまった。
少し、泣いた様に見えた——
リンに期待させたかな、なんて想う俺。知ってるんだ何故、この恋がイケないのか——……。

レンは、バスケットボールを手にして。ゴール目掛けて入れようとする、が外れた。
ふぅー、深い深い溜息を付いた。

「あ、ノート返して貰ってなかった」

レンが、想いだしたかのように言うと。フッと笑った。
「また、喋れる」
そう呟いた。

別に付き合わないけど、友達としてならいいよな?
嫌、付き合いたい。これが俺の本心……。
けど、無理なんだよ。無理なんだ。
「リン……」
悲しそうに呟くレンの瞳に涙が溜まっていた。












どうしよう!涙が止まらないよ……。
何で?何で?何で何で何で、泣いてるの!?

分からないよっ!ただレンと居たかった。告白する勇気さえない私はなんて弱いの?
なんて臆病なの「好きだった!」たったこの一言でいいのに、なんでその一言が言えないの?

辛いよ、喉が詰る涙があふれ出す。誰か止めてよ……!
レン、レン、レン!でいっぱいだよ!あの少し悲しそうな顔もあたしを馬鹿にしてる笑顔も全部、好きだった!
この想いは、どうして言葉にしなきゃいけないの?
言葉にしなくても届かないの——?


リンは、涙を拭く為に鞄からハンカチを取り出そうとしたら″レンのノート"があった。目を見開くリン。

リンはゆっくりレンのノートを鞄から取り出す。
そして、ペラペラとページを捲る。
涙は止まったけど、頬に残っていた涙がノートに墜ちた
そして、少しだけ笑顔になる。
「辛いけど、まだレンと終わった訳じゃない。だからまだチャンスはあるよね?」

リンは、鞄から筆箱を取り出し。鉛筆でレンのノートの一番最後のべージに何かを書いた。

「言葉で伝えられないなら、字で、ね」
リンは、ニコッと微笑んで。軽い足取りで家に向かって歩き始めた。

ねぇ、レン言葉と字、どっちが想いを伝えやすい?
ねぇ、レンはあたしが好き?
ねぇ、レンはこの恋を愛にしてくれる?

ねぇ、レン。こんな我儘なあたしを許してくれる?


    第5話 end

あとがき
うっはーーー!!
リンが書いた字分かるよねっ!?
分からなかったら良いけど((シネ

続き任せた!((
あ、駄文はこっちだからね!何度いえば分かるんだ!