二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【烈人と玲菜が】ボカロで学園【コラボってみた】 ( No.67 )
日時: 2010/07/02 16:27
名前: 玲菜 (ID: SiB1Ygca)

短編書きますbあ、*○○*は恋系で+▼▼+は感動系です←どうでもいいよね

*夏祭り* 参考;Whiteberry - 夏祭り ((そのままかも←


今日は夏祭り。友達と浴衣とか着て行こうね!って約束して。

今、あたしは浴衣を着て。祭りの会場に向かう。
少し薄暗くてでも綺麗なオレンジ色と紫色が重なって綺麗だった。

「リンちゃーん!」
向こうで蝶の紫の浴衣を着ている緑色のツインテールをしてるミクがいた。
「ミク!早いなぁ」
リンは急ぎ足でミクに近寄る。
「その浴衣可愛いね」なんてよくある会話しながら祭りの会場についた。

もうすでに、他の友達は揃っていた。
「遅いよ、待ちくたびれちゃった」
青い髪の男の人、カイトが苦笑いしながら言う。
「ったく、あ〜喉乾いた」
金髪の青年、レンが生意気そうな顔で言う。
「もう!遅いからお酒飲んじゃったわよー!!」
茶色の髪を女性。酒を飲み無駄にテンションが高いメイコ。
「拙者は、ナスの漬物を皆と食べたいでござる」
紫の髪をした男の人、侍口調ではなしてくる無駄にうざい奴

がリンの今思った事です。
だけど、リンは大好きな人がいた。

でも、届かないから諦めてる。でもこの夏祭りで距離を縮められたらいいなぁーって想ってる。
「ねぇ、リンちゃんとレン君飲み物買ってきたよ!」
ミクが変な事を言う。少しニヤニヤしてる。気が利いてるのか、利いてないのか分からない。

「はぁー、そういうミクが買ってこいよ」
レンがふざけんなよ!みたいな顔で言う。なんかむかつく。一発殴ってやろうか。
「えぇー、せっかく親切にこう言ってあげてるのに!」
ミクが反論する。二人はいつも喧嘩する。まあ喧嘩売ってんのはレンなんだけどね。

でも、たまに嫉妬しちゃうあたしがいる。あたしもミクみたいにレンとあんな風に喋りたい。
「いいよ、あたし一人で買ってくるから」

「僕は、えっとサイダー!」

「私はネギジュース!!」

「ミク!そんなのないわよ。私はビールね!」

「ええ、んじゃメロンジュース」

「拙者は、ナスジュースで」

がくぽのジュースはないだろ。っと思ったけど誰もつっこまなかった。
あれ?レンの飲み物はどうするんだろう?いらないのかな、まぁいいや。

リンは鼻歌を歌いながら飲み物屋さんに向かう。
人が多くて人と人の隙間を通らなきゃ歩けないほどだった。

ガシッ!
誰かに掴まれた様な気がした。あたしは勢いよく振りかえるレンだった。
「ええええ、な、な、どうしたの!?」
リンは、レンに腕を掴まれてる事が理解できずにいた。
「そこまで驚くかよ。俺の飲み物訊いてなかっただろ。訊けばお前に付いてかなくて良かったのに」
あぁ〜っめんどーっと呟くレン。
「別に嫌なら付いてこなくて良かったのに!あたしがちょいと選んで買ってくるのに」
リンは、ちょびと舌を出しベーっとやりレンの腕を祓った。

ああああああ、何をやってるんだあたしはせっかくレンに腕を掴んでくれたのに!
あたし、馬鹿だ。

でも、レンはリンの腕をいや、手を握った。
ビクッとなるリン。顔が急激に真赤になってる。

「離れると良くないから……」
そうやってレンは眼を逸らして繋いでる手をポケットにしまった。
周りからみれば、手を繋いでると思わないと思う。
レンのズボンのポケットの中にあたしの手がある、レンの手もある。

熱くてジンジンする。

ねぇ、神様。神様がいるなら時間を止めてください。
ずっと、ずっと、ずっーとこうしていたいです。
ずっと、レンと居たいです。
レンとこうして居たいです。叶うならこの想い伝えたい。

二人は無言のまま、歩く。
いつの間にか、飲み物屋さんに着く。

「おお、可愛いカップルだね、何を買ってく?」
飲み物屋さんのおじさんにそう言われタジタジになるあたし、もう恥ずかしすぎて死にそう。
「違うよ!おじさん!可愛いカップルなんか……じゃないの……」
そう、否定しないとこの想い止められないから
「あははっは!どこからどうみてもそうじゃないか」
大笑いしながら「青春だね〜」っと呟く。
無駄にイラつく。

「もう!とりあえず!サイダーとビールとメロンジュースとコーラとナスジュース!」
隣のレンがびっくりする。
「はいはい、あいよ」
おじさんから飲み物を受け取り代金を払い。

その場を立ち去った。まだポケットの中で手をつないだまま。
「なぁ、リン。なんで俺がコーラ飲む事分かったんだ」
コーラを飲みながら言うレン。
「べつに、レンの好きな飲み物ぐらいわかるよ」

クスッと笑う君、あたしは一瞬眼を閉じた。
そして、目を開ければ君の顔があった。

唇にコーラの味がする。
その時だけ、時が止まった気がしたの。

ねぇー、君はあたしに何をしたの?
 理解できないよ。だってあり得ない事なんだもん

ねぇ、唇に温かいモノが感じるの。
  これは何?

ねぇ、もしかしてあたしと君。
   ”キス”してるの?

とても長く感じた。
  そう、本当に本当に長く長ーく感じた。

嬉しい、でも突然すぎて理解できない自分がいる。

頭が白くなる。きみはレンはニコッと悪戯な笑みをして何もなかったような顔をするミク達がいる場所になると

静かに手を離した。


ねぇ、可笑しいよね?
何も感じられない。何も考えられない———。





そんな甘い様な夏祭りでした……。
そして、その想いは花火と共に消えてなくなってしまいました。

もう、それは幼き日々——……。
今はもう、叶わぬ想い。


「結婚招待状かー。まったくミクとレン幸せそう」

あれは何年前の話。もうあたしは大人。
そう、皆大人。


「あの日々に戻りたいなー」

時々そう思うけれど叶わないから……。
なら、二人の幸せ一緒に見ててあげたいって今は

そう思えるよ……。




あとがき

ああああああああーーー!
意味フでごめんなさい!

まぁ、これはほんの一時の両想いってやつでs(((シネ

リンとレンは、ほんの一時しか両想いになったんです。
ちょっと、切ない恋を書きたかった。(((

あ、意味フでごめんなさい。