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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 少年陰陽師〜キミとの約束〜 ( No.13 )
- 日時: 2010/07/06 18:20
- 名前: 刹那 (ID: uT.X2sVB)
だんだん崩れて行ってるww
第八話「妖、現る」
「う・・・ん」
ゆうきは、夜中に、目を覚ました。
ちょうど、刻を過ぎた頃だろう。
ゆうきは、起き上がった。否、起き上がろうとした。
すると、急に体が動かなくなった。
「・・・!?」
指先から、冷たくなっていき、全身が、悲鳴を上げていき、意識も、失われていき、視界が、薄れていく。
こんな感覚、初めてだ。
だんだんと、肌が、白くなっていく。
すると、背中のあたりに、ぬるっとした感触がする。
すぅっとゆうきの血の気が引いていく。
「・・・!!」
声を出したくても、喉が凍り付いて、声が出ない。
「ぁねぅえ・・・・!」
精一杯の声でしゃべる。
姉上。助けて。
すると、耳に、恐ろしい音がする。
『ぅ・・・ぅ・・・』
「・・・!」
化け物の、声?恐ろしい。いるだけで逆毛がたつ。
ここから、離れたい。一刻も早く。
だが、脳に対して、体が、言うことを聞かない。
『こせ・・・』
「・・・!!」
だんだんと、感覚がなくなっていく。まるで、自分の体じゃないみたいだ。
『よこせ・・・!』
「・・・!!」
なにを?なにを?なにをよこせというんだ。
『らだを・・・よ・・・こせ・・・!』
恐ろしい発言に、気が遠のく。
「あ・・・あ・・・!」
『体をよこせ・・・さすれば・・・』
全てを解き放ってやろう。
全てを快感に満たしてやろう。
全てを自由にしてやろう。
それには、代償がいる。
体をよこせ。体、体。
生身の体をよこせ
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