PR
二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 少年陰陽師〜キミとの約束〜 ( No.7 )
- 日時: 2010/06/30 19:27
- 名前: 刹那 (ID: uT.X2sVB)
はは^^確かに大変^^
続き書きマース^^
第四話「始めまして!私が今日から女房です!」
夕暮れの頃に、唯は、安部邸についた。
「ひっ広いー・・・」
自分の家とは桁違いだ。そもそも、家は貧乏だから、家があるだけ幸せと言うものだから、そんな贅沢なことはいえないが。
「さて。晴明様のお部屋はっと・・・」
さっきまで、呼び捨てだったが、さすがにと、「様」付けをする。
「あ。あっちね」
唯は、晴明の部屋へと、てくてくと歩いていった。
「お初にお目にかかれます。今日からこの邸の女房を勤めさせていただく、唯と申します。歳は14です」
「ああ。では、早速仕事を授けよう」
「あ。ありがとうございます!」
「では・・・私の夕食でも運んできてくれ」
「はっ!はい!」
気合いをいれて、返事をした。
「では。」
パタンと障子が、閉められた。
唯が、完全に退出すると、晴明は薄く笑った。
「この女房・・・彰子様並みの見鬼を」
その頃、唯は、作られた夕食を、晴明の部屋に運ぼうとしていた。
はりきっていたので、少し早足だった。
(さぁ。頑張らなくちゃ!)
すると、目の前に、人影が見えた。
「え?」
見たときには、もう遅かった。
「キャアッ!」
「うわあ!」
二人は、勢いよくぶつかった。
「痛たた・・・」
「痛てて・・・」
二人は、顔を上に上げる。
二人には、「この人誰?」という疑問が、同時に浮かんだ。
PR