二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ボカロだってサッカーします!【イナイレ×ボカロ】 ( No.24 )
- 日時: 2010/07/05 17:50
- 名前: 空紅 ◆.cU92yuIQo (ID: WZM2PwQU)
*〜Story.5〜*
「おぅ風丸!お客さんかー?」
にかっ、と笑うバンダナ少年。
いやいやいや、普通客だけで受け止めないだろ。
ちょっと「あれ?」ってなるだろ。
「ああ、そうだよ。それよりお湯沸かしたか?」
「わ、いっけねー忘れたーっ!!」
風丸君の言葉に慌てる円堂君。
うん、なんかミクを超える天然が居た。
居ないと思ってたのに。世界は広い。
「そう言うと思って、沸かしといたよ円堂君。」
「おー!サンキューな秋!!」
現れたのは、深緑色の髪の女子。秋、というらしい。
その後ろには、頬を真っ赤にした赤髪女子。
「わ、私だってやろうと思えば……。」
「いえいえいえーっ!夏未さんは大丈夫ですッ!!」
「春奈、静かに。」
えーっと。
赤髪女子=夏未
深緑色髪女子=秋
青髪女子=春奈
ってことか?
なんか美人多いな。
というより春奈ちゃんおさめたゴーグルさんは誰だ。
「あ、お客さん?わたしは木野 秋。
雷門サッカー部のマネージャーよ。」
「わたしは雷門 夏未。マネージャーよ。」
「同じくマネージャー、音無 春奈ですッ!」
「音無じゃなくて「やかまし」だけどね。うししっ」
「こ・ぐ・れ・く・ん?」
「うわっごめんなさ〜い……っ!!」
なんかドタバタしてるなこのチーム。
変な髪型の奴いっぱい居るしな。
「それより、早く試合よ。私を待たせるなんて万死に値するわ」
全く空気の読めてないこの発言はルカ姉さんだ。
若干みなさんの顔がこわばった気がする。
「はっ、オレ達と試合することをせいぜい後悔しとけよ。」
モヒカン野郎のこれまた空気読めてない発言。
今度はこっちの面々の顔がこわばった気がする。
「じゃあ、試合を……」
「君綺麗だね。」
秋ちゃんの声を遮ったのは優男。
なんだコイツ。ネルに殺されたいのか?
「あ、ありがとうございます……ハクです……」
「素敵な名前だね〜。僕は吹雪 士郎だよ。よろしくね」
手を出して、ハクの手を握る吹雪君。
ハクもおずおずと握り返す。
「でやぁぁぁぁ!オレのハクになにすんだゴルラァァァ!!」
「おっと、危ないなぁ〜」
すっ、とネルの蹴りをかわす吹雪君。
すげぇ。……すげぇ。
「お、前……。すげぇなぁー!俺の蹴りかわした奴初めて見たぜ!!」
「いや、それほどでもないよ。よろしくね」
すぐ感動できるのがネルの良い所だ。
まぁ、一言で言うと「直球」ってことか。
「じゃあ、試合始めますよー!」
春奈ちゃんのかけ声。
こうして、俺達と雷門の試合が始まった。
———そう、新しい感情を生み出す試合が。