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*〜Story.1〜*

「みんな、大事な話がある。」

俺達がテトに呼び出されたのは、十五分前。
俺達が真剣な顔したテトに今の言葉を言われたのは五分前。

そして———。

「なぁ、おいしいフランスパンを売っている店を見つけたんだ。」

行かないか？と気持ちいいほどの笑顔で言うテト。
……まぶしい。

幸せそうな笑顔をしたテトに反論できなくて、
そんなこんなでパン屋に向かっている。

回想、五分前。

「ねーテト！そこ遠いの？」
「あぁ大丈夫。稲妻町にあるから……。」

考えるテト。

「ふん、ざっと一時間だ。」
「へー、いちじ……一時間！？」

回想終了。

うん、日頃運動してないリンとメイコ姉さんはへばってるな。
カイト（バカイト？）はネルに蹴られてる。
ミクはネギをバリバリバリ……。

うん、ネギくさい。

「さー着いたぞ！我がフランスパンよ、待っていろ！！」

若干「壊れかけのボカロ」（原作・壊れかけのRadio）に
なってるテト。

目の前にあったのは、素朴な感じのパン屋だった。