二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ボカロだってサッカーします!【イナイレ×ボカロ】 ( No.70 )
日時: 2010/07/11 17:26
名前: 氷橙風 ◆aeqBHN6isk (ID: yjS9W/Zh)
参照: 勉強おわったー。

*〜Story.9〜*


「なあ、みんな!!」
「待て円堂本当に言うつもりか!?」

いきなりドアをひらいて入ってきた円堂君とそれを必死に抑える風丸君。
なにがあった。

「うん? なに、守?」

ミクはいつだって平和だ。うん。
ザ・平和の称号をあたえてやってもいいだろう。

「あのな! 俺達今度合宿にいくんだけどミク達も一緒に「違う冗談だ信じちゃダメだからな! ほら円堂迷惑だろ帰るぞ!」

円堂君の口を押さえ、ずるずるとひきずっていく風丸君。
を。

「ちょっと待ちなさいあたしから逃げる気?」

リンが彼の肩をつかむ。
別に逃げようとしてるわけじゃあないと思うが。

「今聞き捨てならない言葉があったわね。
もう一度言いなさい。みんなのアイドルリン様の命令よ。」

だーからお前はアイドルじゃねーっての。
調子のんのもいい加減にしようぜ。
風丸君も困ってるじゃないか。

「あのな、一緒に合宿いかないか? って言おうとしたんだ!」
「あ、オイ円堂!」

風丸君の腕をなんとか払い、元気いっぱいのミク並なスマイルで円堂君は言った。

「……合宿?」

それに対しみんなはキョトンとして顔を見合わせる。

「迷惑だよな、ホントゴメン円堂は馬鹿だから……「いや行くけど?」え?」

「ねーっ! 行くよねみんな!!」

ミクははい?という顔をしている風丸君をよそにこれまたスマイルだ。
そして当然こいつらの返事は、

「もちろん!」

という常識なさげなものである。

「オイオイオイオイ待て待て待て。
お前らそろそろ常識っつーもんを身につけてくれ。
迷惑だし失礼だから。」

これはさすがに俺がストッパー係にならないと……

「ちょっとレン、円堂の話聞いてた?
あいつは良いって言ってたじゃない!」

まずあいつ呼ばわりはやめようかリン。
あと人に向かって指をさすのもやめようか。

「そうよレン、向こうが来てって言ってるんだから行かない方が失礼じゃない?」

ニコニコと言うメイコ。
その手に堂々と持っている瓶はなんだ。

「うん、というわけで私たちはオッケーだよ!!」

ミクはグッ! と親指を立てる。
ああ、誰かどうにかしてくれ。

「だって風丸! じゃあ良いよな?」
「……みんなに相談してみようか。」

風丸君はぐったりとして言った。
可哀想に、君の気持ちはよくわかるよ。

「それじゃあ、お邪魔しました!」

去り際、円堂君ははつらつとした笑顔でヒョコッと顔をだすと、部屋をでていった。


「よし、合宿の準備しなきゃ!」

おーい、誰かこいつら止めてくれ。