二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: デュラ学園は今日も大騒ぎ! ( No.25 )
- 日時: 2010/07/18 09:28
- 名前: パンドラ (ID: JnbcEu1t)
「ははっ静ちゃん今日は入学式だよ?
おとなしくしないと。」
「なら手前ぇがキエりゃぁこうはならねぇよ!!」
「そんな無茶なぁww」
「喧嘩しないのぉ!!」
なんて会話が聞こえる。
「はぁ・・・またやってるよ、静雄と臨也。
朝から元気だなぁ。」
「? 誰だそいつは。」
「あぁ・・・知らないのか。
静雄はいろいろと物を投げてる人で、
臨也は刃物を持って逃げてる人だよ。」
「へぇ・・・」
なんて日常ではありえない光景を日常的な会話をしながら眺めている二人の少年。
「コラー!!待てー!!」
「ハハッ、何で君はついてくるのかな?」
「今日は入学式だからぁ!!」
「・・・え、理由はそれだけ?」
「それだけ。」
「・・・・・・・・・・・・・ハハハハハハハハハハッ!
本当に君はおもしろい!!」
なんて気色の悪い会話まで・・・
「五月蝿いのは嫌いだ。」
「・・・え?」
次の瞬間・・・
ヒュン・・・
「え?えぇぇぇぇぇえっぇぇぇぇぇえ!?」
目の前がグルグルする。
さっきまで一緒にいた少年が、
新羅を宙へと投げ飛ばしたのであった。
というか、
静雄や臨也たちの方へ飛ばしたのであった。
「んだぁ!?」
「え・・・ちょっ、何!?」
「きゃぁぁぁぁぁあぁ!?」
「うわぁぁあぁぁぁあぁぁぁ!!」
などなど、悲鳴(?)が聞こえる。
ドサッ
見事に全員の上に新羅が落下した。
「ナイス!!命中したZE☆」
一人ではしゃぐ少年を除いてみんな、
今起きた出来事が理解できないでいる。
「・・・・・痛ぅ・・・。」
「いたたたたぁ。何今の?」
「なんで新羅が飛んできたんだよ?あぁ?」
半分キレてる状態の静雄。
(今の・・・・・・)
「違う違う!!俺が自らこんな危険なとこに突っ込んで来るはずないだろう!?・・・まぁここの真中にセルティがいるって言うなら僕は迷いなく突っ込むけどね。」
「そうだよなぁ・・・。
というか、僕か俺か、どっちかにしろ。」
「・・・じゃぁ誰が新羅を投げたっていうの?」
「あぁ・・・それは・・・」
「あの子じゃない?」
と、乱歌が指をさしたそのさきに、
少年がはしゃいでいた。
「あ、そうそうその子・・・・」
やばい!!
こんな事言ったらあの少年が静雄に殺される!!
「あいつかぁ?よし、邪魔したからにはそれなりの事される覚悟があるってことだよなぁ?」
やばいやばい!!
どうにかしないと!!
「えぇと・・・」
すると、もう時すでに遅く、
静雄はサッカーゴールを少年に向かって投げていた。
「ッルアァァァァアァァァアァ!!」
「おっと。」
と、さっきまでのはしゃぎ様はなく、
ダンスでも踊っているかのような動きで
ゴールを避けた。
「手前ぇ・・・なんで邪魔した?」
「そりゃぁ理由は簡単。五月蝿いからだよ。
五月蝿いのは嫌い。人間なんて大っ嫌いだ!!」
と、少年は叫ぶ。
顔は見えない。
「人間のこと全否定かよ・・・」
「んなこたぁどうでもいい!!なんで邪魔した!?」
どうでもいいのかよ・・・。
「今理由言ったの聞こえてた?五月蝿いからって言ってんの。」
「あぁ!?・・・あぁ、そうか。
そりゃぁ悪かった。」
「そうだよ。朝っぱらから騒々しい。」
「そりゃぁ悪かったって。」
「・・・・・・んで?」
「あ?」
「・・・・・なんで?」
「なにが?」
「なんで?どこが?人間のどこが嫌いなの?ねぇなんで?」
「そんなの・・・」
「それは僕も聞きたいな。」
「俺は人間が好きだ!!愛してる!!なのに君は・・・
人間が嫌いだなんて・・・」
「それは・・・」
「お前は異常なんだよ。人間LOVEとか・・・」
「そうなの!?気持ち悪っ・・・」
「えぇ!?何で今気持ち悪とか言うの!?」
と、話がそれてきた。
「さて、入学式に出ないと・・・」
完全に話をそらしたな。
「ねぇちょっと待ってよ。
人間が嫌いな理由聞いてないよ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
と、完全に臨也を無視して少年は体育館へと向かった。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
と、先生たちの話を聞いてると、
ふと、視界に入った先ほどの少年。
ここ体育館なのになんでまだ帽子かぶってるんだ?
「なぁおい。」
「・・・・・・・・・」
返事はない。
「・・・おい?寝てるのか?」
「・・・・・・・・・・・」
そっと帽子に手をかけたとたん
パシンッ
手をはじかれた。
「・・・触るなッ!!」
「え・・・?あぁ、すまない。」
周りにいる人は誰も気づかなかった。
入学式が終わって、クラスに戻って、
いろいろと配布物などを配る時間。
「うわぁ君本当に高校なんだねぇ。」
「・・・・なんで一年のとこにいるんだ?お前。」
「ハハッ、君っていつも帽子を脱がないんだねぇ。」
「・・・そしてなんでこいつまで・・・」
そこで・・・
「あり?りんじゃん。なんでここにいんの?小学校の方じゃないの?」
と、中学生くらいの女の子が少年に話し掛けてきた。
「・・・?誰だ?お前。」
「!?ひっどぉい!!もう忘れたの!?
雷香だよぉ!!」
「・・・?誰だ?雷香って。」
「!?アイの事もうスッパリと忘れたってか!?」
「うむ。知らんな。」
「!?うぅ・・・・・」
というよくありがちな会話をしている。
「忘れられちゃって。可愛そうに。」
「臨也が言うとものすっごく腹立つよね。」
「ひどいなぁ。真顔でそんな事いうなんて。」
「っていうかさ、君、小学生じゃないの?」
「・・・・・・飛び級?」
「と・・・飛び級!?そんなに頭いいの!?」
「いや、そうでもない。頑張れば頑張るほど
なにも出来なくなる。
だが、何も考えずにやればやるほど
うまくいく。」
「!?なにそのカンペキなつくり!?」
「まぁ、あれだ。考えるより先に体が勝手に動くって言うやつだ。」
「そういうもんなの?」
「アイのこと忘れるなぁ!!」
「あぁ、お前まだいたのか。」
「うわぁ、それは痛いお言葉でww」
「・・・・・・・・・・」
「ハハッ!本当に人間っておもしろい。」
「キモ。なにが人間が好きだ!だ。
おもしろみが分からないな。」
「・・・君とは仲良くなれそうにないねぇ。」
「なりたくないな。」
なんだ?この空気・・・。
重い!!重いよ!!
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・・・とまぁ、
がんばって繋げてくれや。