二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: デュラ学園は今日も大騒ぎ! ( No.28 )
日時: 2010/07/20 11:47
名前: お饅頭 (ID: itTFRLr7)

六時限目「クラス発表にて」





波乱の入学式は幕を閉じ、やっとクラスへ移動に。

ガヤガヤガヤガヤ。

テンションの上がっている新入生の中に、一人不機嫌な女子生徒。
もう一人、男子生徒が今にも暴れそうな顔をしているが。

—あぁ、自分はなんて不運なのだろうか。



「…ちょっと」



——あぁ、神様がもしいるのなら。



「なんで20歳の私のクラスに…」
「ん?」
「なんだ?」
「なに?」
「あ゛?」



———一言言わせていただきたい。



「なんでコイツラと同じクラスなのよー!!!」

そう。彼女が言う通りおかしいのは確かなのだ。
ここにはりんや雷香や臨也や静雄や新羅もいる。

所謂、歳が少々バラけているのだ。

「おかしい。クラス…いや、学年間違えてるでしょあんたたち!!!」
「君こそちゃんとパンフレットを見たかい?」
「アイはちゃんとここだよー」
「…ここだな」
「俺は信じたくねぇがここだ」

乱歌はもう一度パンフレットを読み返す。

—この学校は見た目と関係と体力中心に構成されているため
多少学年が混わりますが、学問に支障は出さないのでご安心を…?

「うぅ…なんで…」
「アイはいま乱歌の心が久しぶりに読めるよ?」

—いつもは私の心読めなくなるくせに…こういうときだけ…

「それは顔に思いっきり出てるからじゃないかなぁww」

「うるさいだまれというかここからいなくなれ失ろ」
「あれ?俺一応先輩だよね?敬語使ってよwww」

そんな言葉を思いっきり無視する乱歌。

「リリー…いや、りんは分かるけどね…おとなしいし、まだ常識人だし…」
「アイは?」

—私はこんな非日常望んでなんかないのに!

「はぁ」
「アイは無視…?」
「あーハイハイ十分アレだね」
「…」















——————そして少女は誰にも聞こえない声で、小さく呟く。

「日常を、ください…」










—それを聞きとれたものは、はたして…