二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: デュラ学園は今日も大騒ぎ! ( No.33 )
日時: 2010/07/20 20:03
名前: パンドラ (ID: JnbcEu1t)

「・・・・・・・・・・・」

なんなんだ?この空気・・・というか空間。
詰まらなすぎる。


   ガタッ

・・・屋上にでも行って寝よ・・・。

「おい、リー!!どこ行く気?」
「・・・・・・屋上。」
「屋上!?アイも行く!!」
「嫌だ。」
「・・・即答って」

雷香の隣にいる男はクッックッと笑っている。

「そんなに睨まないでくれるかい?ww」
「・・・・・・・・・・・・」

無言で教室を出ようとしたとき、
「屋上はあいてないよーww」

という声が投げかけられた。

「なら壊すまでだ。」

それだけ言って少年は出て行ってしまった。
廊下では担任の岸谷森厳は何やらされている。

「リリ・・・リー!!待ってー!!」
「・・・・・・・・・・」

(俺も付いて行こうかなぁwww)

屋上

ホントに鍵がかかっている。

「本当にあいてないね」
「・・・・・・・・・・・」

壊せば開くし。

バキッ

少年はどこからか出した真っ赤な・・・別の言葉で表現をするなら血の色をした巨大な大鎌で扉を壊した。

「ホントはこういうときに使う物じゃないんだがな。」

そして大鎌は水のように溶けて跡形も無く消えてなくなった。

「・・・・・・寝る。」
「・・・・エッ、本当に寝る気で来たの!?」
「うむ。」

(へぇ・・・。あの少年黒ライダーみたいなの出来るんだぁ・・・)

「寝るためのほか何がある?」
「いや・・・、教室が五月蝿いから、とか・・・」
「・・・確かにあそこは五月蝿いな。だが、今自分は眠い。だから寝る。・・・ふぁぁぁぁぁあぁぁ・・・」

随分と自由な少年だなぁ。

「本当に寝ちゃったよ・・・。」

「寝ちゃったの?早いねぇww」
「!?なんでお前がここにいるんだ?」
「ん〜?暇だから?ww」
「・・・・・」

どんどん二人の空気が悪くなっていく中、
少年だけがすやすやと眠っている。

「・・・んっ・・・」

と、寝苦しそうな声が漏れる。

「寝苦しいのかな?」
「この子寝てるときも帽子脱がないの?」
「いや、ここが学校だからじゃないかな?」
「脱がしてみる?」

なんて会話を繰り広げている。

「リーそういうの嫌がるよ。」
「へぇ・・・この子リーって言うんだぁ・・・」
「・・・・・・・・・」
「え、無視?ひどいなぁww」

(こいつ・・・本っ当にうざい)

「ん・・・ふ・・・。・・・なさ・・・」
「「?」」

少年は寝言で何か言っている。

「・・・・・い・・・・ご・・・な・・」
「いごな?」
「違うと思う。」
「えー?」
「いいから静かに聞いてろよ。」

など、今にも喧嘩しそうな空気になってきた。

「ごめ・・・・・さ・・・」
「ごめさ?」
「・・・・・・・・・・」
「ごめ・・・なさっ・・・」
「!!わかったー」
「あぁ・・・、「ごめんなさい」だな。」
「でも誰に謝ってるのかな?ww」
「知るか」

気が付けば少年の目から一筋の涙が頬をつたって落ちてきた。

「泣いてるの?」
「・・・みたいだな」
「げほっ・・・!ごぼっ・・・!!」

急に怪しいせきをしはじめた。

「ヒュー・・・ヒュー・・・」

呼吸も怪しい。

「大丈夫か?」
「・・・いや、これは新羅に見せたほうがいいと思うよ」
「新羅?」
「そう。闇医者なんだけど・・・。あいつなら治してくれるよ。」
「そうか・・・。なら早く行くぞ!!」
「あー、はいはい。」


「新羅ぁー!!」
「んー?なに?」

新羅はまだ担任をリンチしている。

「この子みてくんない?」

そして背負っている少年を見せた。

「どうしたの?その子」
「いや、実は・・・」

と、新羅に事情を話した。

「だから早くみてやってくれないかい?」
「早くしろ」
「うん、分かった。」

そして新羅は森厳に向き直ると、
「今日はこれで許してあげるけど、次はないよ。」

とだけ言って、保健院室に向かった。

---保健院室---

「う〜ん・・・」

と、新羅は唸る。

「どうだ?原因は分かったの?」
「う〜ん・・・。よくは分からないけど、僕の推測でいいのなら言うけど。」
「それでもいい、教えて。」

そう言って雷香と臨也は黙る。
それに新羅は一度だけ頷くと、
自分の推測を語りだした。

「これはあくまで俺の推測だけど、
せきの原因は掴めてないけど、
呼吸は日にあたってたからじゃない?」
「日にあたってたから・・・?」
「そう。この子は日に弱いみたいだからね。」
「へぇ・・・」

(そうなんだ・・・。でもなんで新羅がそこまでわかるんだ?あいつ・・・あくまで闇医者だろ?ここまでは分かるはずがない・・・)

「なんで僕がここまで分かるかって?」
「!?」
「それはその内わかるよ。」

(ココロまでも読みやがった・・・)

「それにしても、診察のときくらい帽子脱がせたっていいんじゃない?」
「・・・死にたいならな。」
「!?なにそれ!?死ぬ前提!?」

こうして今日一日の学校生活が終わった。


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と言うわけでね。
うん。わけわかんない!!
続きがんばってくれよぉ〜