二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: デュラ学園は今日も大騒ぎ! ( No.65 )
- 日時: 2010/08/13 12:58
- 名前: 花梨 ◆KeeFa5jqf6 (ID: YGE8ENnO)
25時限目 「おはよう、皆の衆!〜雷香の寝顔探検隊!〜」
‘雷香、雷香、起きないとぶん殴っちゃうぞ☆‘
※目覚まし時計です。
「ん〜っ…」
早朝というかまだ深夜の1時11分。雷香は目を覚ました。
目覚まし時計のセット時間に特に意味はなく、単に壊れていて、時間が毎回ずれていくので、毎日違う時間で起きる事になっている。
雷香は、敷布団から起き上がると、隣の熊のぬいぐるみに、目を向け、相変わらずの無表情でボソッとつぶやいた。
「おはよう、皆の衆」
皆の衆というのは、ぬいぐるみの名前であって、決して隣に人間やら何やらいるわけもなく、雷香は『皆の衆』という名の熊のぬいぐるみに、語りかけているのだった。
「今日もいい天気になりそうだね〜♪って言うか今何時?…おぉ、1時!あの蚤虫とか、そこらへんの人々まだ寝てんのかな?どう思う皆の衆?」
当然のことながら、皆の衆はただの熊のぬいぐるみであって、喋るはずもない。
…と、思われたのだが—————
「まだ、寝てるに決まってるでしょ。俺達を除いて、ね」
ぬいぐるみが喋った!?
何てはずもなく、声はぬいぐるみより数十センチ離れたところからする。
雷香もその声の正体が、分かっているのか、顔を少しだけ歪ませて、しかめっつらで、声に答えた。
「おはよう、ぼっちorうざや君or蚤虫」
「俺の名前は折原臨也なんだけどな…」
「何でここにいるの?アイは仮にも女の子なんだけど?」
「…君が仮にも女の子って呼べるならなんだけどn、イタッ…朝から目覚めるビンタをありがとう」
—————うざい。
「それで、何かするつもりなのかい?こんな早く起きて」
そうだなぁ…。
皆せっかく寝てることだし、悪戯でもしちゃおうかな☆
あ、でも、うざや君は非常に邪魔だなぁ…
「君のことだから、寝顔にでも悪戯する気なんじゃないか?俺も行くよ」
「ついて来なくていい…っていうか絶対ついてくんな!んじゃ、アイはいくから。この部屋でおとなしく待っててくれないかな?うざや君」
ガチャ
—————————————————————
「…アイ、5,6個は鍵掛けたはずなんだけど」
「こう見えても俺は素敵で万能な情報やさんでねぇ♪こんくらいの南京錠だったら、簡単に開けられるんだ☆っていうか、この鍵結構まずい奴なんだけど…どこで手に入れたの?」
「よし、まずは乱歌だな!」
「…」
☆乱歌の部屋☆
「zzz…」
「寝てるねぇ、ぐっすりと」
「よし、マジックペン(油性)の出番だ!!いけ!マジックペェン!」
——————まさか、雷香ちゃん、極悪非道なことやろうとしてない!?
きゅっきゅっきゅっ…
『おはよう、皆の衆』
「…皆の衆ってくまちゃんの名前じゃないっけ」
「うざや君も書く?楽しいよ」
「いや、確かに楽しそうだけどさ…」
———————すごくやる事が子供っぽい…
「あ」
「ん?」
「読めた」
「は…」
まぁ、いいけどと雷香は、またなにやら乱歌の顔に書き込むと、次の部屋へと歩いた。
☆りんの部屋☆
「りん…?」
「サボリーの事だよ」
「サボりー…」
「……いないよ」
「また猫のところでもいったんじゃないのかな?」
「よし、次!」
次からは皆に書いた落書きの文字です☆
・シズちゃん
『自販機&道路標識「解せぬ」』
・狩沢
『(*´∇`*)』
・遊馬崎
『二次元の女は俺の嫁』
・門田
『ドタあさん(笑』
「はぁーっ…楽しかった!ね、うざや君」
「……意外だなぁ、君はもっと無口な人間かと思ってたよ」
「アイは、楽しくないときはあんまり喋らないし、楽しい時はべらべら喋るよ?今は楽しいから、よく喋るだけ」
「……あ、そう」
こうして、探検隊は無事終了しましたとさ☆
二人が、乱歌にがみがみ怒られたというのは、また別のお話。
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うざやが、余りにもカワイソスだったので、たまにはいい思いをさせてあげようと、雷香ちゃんをデレさせt((殴
たまには、ぼのぼのとした話もいいのかなーっと思って。