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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀魂】太陽と、 ( No.2 )
- 日時: 2010/07/04 20:41
- 名前: 瓦龍、 ◆vBOFA0jTOg (ID: Dqv4019I)
- 参照: 僕にとって此の世界は、エゴなのだろうか
▼story00 「太陽消滅」
西暦3043年。
地球は急激な人口の増加、科学技術や医療技術、機械技術までが嘗てない程発達していた。
此の頃、月や火星には植民地ができ、人間の大勢が他の惑星へと移住し始めた。
残された人間は人間で、機械文明の発達に精を出していた。
こうして地球は長い間平和を保っていた。
其の事も相まって、人間は何不自由ない生活を送っていたのである。
が、しかし。
西暦3100年を迎えようとしている現在の地球では、昔の様な平和な面影は無く、一言で言うと乱れていた。
太 陽 消 滅 が 原 因 で あ る
僕が生まれた時点で太陽は既に消滅しており、何があったのかは詳しくは知らない。
しかし、どんなに技術を待っていても、太陽消滅の阻止、或いは人口太陽の製作までは至らなかった。
此 の 世 界 は 直 に 滅 び る
誰もがそう、心の底から思っていた。
勿論、僕、嘉神雅焔も其の一人だった。
僕は真っ暗な空を仰ぎ見て、何時も親代わりの湟謎に問う。
「太陽は、僕等を見捨てたのかな」
「── そう、かもな」
太陽ノ無イ生活ガ日常ノ物ダト誰モ疑ワナイ。
見上ゲル空ニ色ハ無ク、
只重イダケダッタ。
アノ先ニアル筈ノ太陽ヲ、僕等ハマダ知ラナイ。
─神様、ドウカ僕等ニ太陽ヲ─
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