二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 時間 【鋼の錬金術師】 オリキャラ募集中!!!! ( No.102 )
- 日時: 2010/07/14 20:50
- 名前: 魁菜 (ID: HZjgBtCK)
*° 第22話 夜 *°
疲れていたので、とりあえずシャワーを貸してもらった
「う〜ん……気持ちいい〜っ!!!!」
やっぱシャワーは最高だなぁ〜!! 疲れが一気に取れるよ……!!
ガシガシと身体を洗う。うっわ〜……この長い髪がべたついて〜っ……
「髪……きろうかなぁ……?」
呟いたその時
「お湯加減どうかな〜?」
明るいキョウの声が聞こえてきた。私は笑顔になって答える
「最高だよ」
「そっか。よかったぁ〜! 着替え置いとくね」
キョウが戻ってのを確認して、愛おしい風呂場を私も上がった
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キョウに布団を敷いてもらって、ゆっくりと横になった。あ〜……もう眠れる……
うとうとする中で、首にかけたままだったたブローチに気がついた。……やば。シャワー浴びてる時もかけっぱなしだったんだ……!!
「や、やばっ……!!」
急いでブローチをあけると、案の定、写真がくしゃくしゃになっていた
「う、嘘っ……」
トゥロー……。ゴメンね……写真が……
そう思ったら……涙があふれてきた
「う……ひくっ……トゥロー……ゴメン……」
……写真が……
——その時……
「ラウナ? ちょっ……なに泣いてるの?」
「ア、アル……?」
慌てて涙をぬぐったけど……遅かったみたい
「なんでないてるの?」
「なっ……なんでもない……っ!!!!」
「なんでもないって……ハァ……全く、ラウナは子供みたいだね」
なっ……!! 失礼な、アルフォンス!!!!
「キョウも泣いてるし……。ホントに……」
「え……?」
あんなに笑ってるキョウが……なんで泣くんだろ?
「キョウには、両親いないらしいから……。こんなに楽しいのは久しぶりで……って」
キョウが……。そっか……
「アル、ありがとう。キョウの所に行ってあげて」
「でも……」
「行ってあげて!!!!」
少し戸惑った後に、うなずいたアルを見て微笑んだ
静かにアルは部屋を出る。その際に、「おやすみ」と言ってくれた
「お休み、アル」
……って、泣かなくっても、錬金術使えばよかったんだ……
……馬鹿だなぁ、私……
手を合わせ、ブローチに手をつける。刹那、写真が元に戻った
安心して、一気に力が抜けた。そのまま、ゆっくりと眠りについた——
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第2章もやっと前半終了です!!
後半から闘いの場面が増えると思います!!