二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re:  時間 【鋼の錬金術師】 オリキャラ募集中!!!! ( No.110 )
日時: 2010/07/15 21:10
名前: 魁菜 (ID: K.HEaMnc)

    *° 第24話 黒の人物 *°

「あら? お友達?」

「あー、うん!! 実はね、国家錬もがっっ!!!!」

 ナイスエド!! 口ふさいでくれてサンキュ!!

「アホかよお前はッッ!! あの人軍人苦手なんだろうが!! バラしてどーすんだよ、バラして!!」

「あ、ホントだ!!」

 全くこの子はっ……!! おっと……嫌な目で見られてるよ
この人は……アイル、だったかな……?

「はじめまして、アイルさん。ラウナ・イリシアっていいます。少し尋ねたいのですが……」

・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。

「爆発事件について、何か知っておられないでしょうか?」

 アイルさんの家に入れてもらった私達は、椅子に座らせてもらった
そして私は問う。さーて……表情は……


    見 事 に 強 張 っ て る

「何か知ってらっしゃるのですね?」

「いや、その……。特に何も……」

 こいつは……黒だ

「そうですか。それでは、失礼しました」

「当てずっぽうはやめてくださいね。失礼ですよ?」

 アイルさんが……否、アイルが少し怒った顔で言う
こいつ……どこまでしらけたふりしてんだかねぇ〜……

「えぇ。申し訳ありませんでした」

 ニッコリと——黒めに——微笑んで、エド、アル、キョウを連れて外に出た
キョウは嬉しそうな顔している。まぁ、そこは置いといて。……エドも、感づいているらしい。それはアルもだろう

「エド、アル」

「分かってるよ。……黒、だろう?」

「えぇっ!?」

 キョウが叫び声をあげた。その顔には驚きよりも……悲しみがある

「そんなわけないじゃん! 何も知らなかったんだよ!?」

「……まず第一に。質問をした時の彼女の表情。あの表情は何も知らない人の顔じゃない。黒か、何かを知っているか。第二に、あの人馬鹿。私は「何か知っておられないでしょうか?」と聞いた。彼女は何も知らないと言った」

「うん、そうだよっ!!」

 ……そこが問題

「隣のおじさんは、エドが何も知らないと思ったんだろうね。隅々まで話してくれた。だけど、あの人は何も話さなかった。つまり、自分が関係あるからあまり話したくないって事」

「でも……知ってると思ったんじゃないの!?」

「だとしても……あの表情は本当だよ。となりのおじさんと比べても、すっごく変わるんでしょう、エド」

「あぁ」

 だから……あいつは黒の確率高し!!

「……そっ、か……。アイルさん……」

「でもまだそうと限ったわけじゃない」

 キョウの顔が明るくなる。……単純だな〜

「でも……可能性もあ——」

 その時、近くでものすごい爆発音がした
後ろを見ると、煙が上がっている。……あの女

「確定、だね」

「あぁ」

 キョウの方を見る。……顔が青白い。今にも倒れちゃいそう……

「キョウ。帰っておく?」

「……やだ。一緒に行く!!!!」

「……後悔、しないね……?」

 キョウは、髪を縛りなおした

「うん——!!」

 その目は、意を決した目だった——。