二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re:  時間 【鋼の錬金術師】 オリキャラ募集中!!!! ( No.55 )
日時: 2010/07/07 18:19
名前: 魁菜 (ID: pPDvWCzc)

   *° 第14話 愛おしい *°

「だから賢者の石を探しているんだね」
「あぁ」

 エドが笑いながら言う。でも……本当は笑ってなんかいない

「まっ、お互い頑張ろうぜ」
「そうだね。あ、着いたよ」

 汽車をゆっくりと下りた。瞬間、優しい風がふいた
そこにひろがっていたのは、緑の自然。ホームを出て、私は辺りを見回した。すっごく綺麗だ……

「ラウナァ〜。見惚れるのはいいけど、とっとと行くぞ〜」
「……見惚れてなんかいない。早く行こう」

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「∑どわぁぁぁぁっっ!!!!」

 町に入っていきなり、エドの悲鳴。アルも私もため息をつく
町に入るなりエドは、人ごみに押されて足元の虫状態。というか踏まれてのびている

 ……そして

「南部暑すぎるーッッ!!!!」

 これが! 想像していたよりも! やばい……こんな服着てたら……蒸し焼き状態!!

「ラウナ、大丈夫?」
「ありがとう……アルは暑くないの?」

 呟いた瞬間、息をのんだ。アルは全身を持っていかれたのだ。鎧の中身は空だ
暑いどころか……温度を感じる事も、物を食べる事も出来ないはずだ。なのに……私は……

 俯く私に、アルが慌てたように言った

「そんな落ち込まないでよ! 全然暑くないよ」
「ごめん……ごめんね、アル」

 「エヘヘ」とアルが言った。つられて私も笑ってしまった。その、刹那——

「お〜ま〜え〜ら〜……」
「「∑」」

 皆にふみふみにされたエドが、怪しいオーラを出しながら私達に近づいてくる。あれ……怒ってるよね?

「とっとと助けんかーいっっ!!!!」
「踏まれるエドが悪いと思う〜」

 鬼のような形相(笑)をしたエドから逃げながら、私は返事した
……なんでだろう。今、すっごく楽しい。おかしい。笑える。嬉しい。そして……愛おしい

『ラーウーナ! ほら、見てみろよ!』

 トゥローも……愛しくて……

『イリシア』

 マスタングも……ホークアイもブレダも……皆、私の愛おしい人

「ラウナ、テメーッッ!!!!」
「兄さん、落ち着きなよ〜っ!!」

 この2人も……優しすぎて……愛おしい

「捕まえる物なら捕まえてみなよっ!!」

 心の底から笑った。……久しぶりだ

「!! ラウナ、危ないッッ!!!!」

 後ろを見ていた……。前を見れば……

「うぇ……? ちょっ……キャアアッ!!!!」

 見事に目の前に女の子がいた

「ヤ、ヤバッ!!」

 次の瞬間には、星が飛び散った☆

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次回……羽烏のオリキャラ出ます!
ラウナ「☆〜☆〜☆」←目回ってる

さて……何があったのでしょうね〜^言^