二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re:  時間 【鋼の錬金術師】 オリキャラ募集中!!!! ( No.64 )
日時: 2010/07/08 07:33
名前: 魁菜 (ID: SA0HbW.N)

     *° 第15話 明るい *°

「っっっ〜〜〜〜」

 ……只今の状況。人とぶつかり、あまりの痛みに言葉が出ない状態
相手も同じらしい。鼻をおさえている。あ、鼻うったんだ

「っだ、大丈夫?」
「ハ、ハイ……っっ〜〜〜」

 ……絶対大丈夫じゃないよね、これ。だってこの子の鼻、真っ赤っか……

「ごめんなさい、ぶつかって……」
「あ、いえ……」

 トナカイ鼻状態の相手。それは少女だった
私と同じ赤い髪のポニーテールに、明るい朱色の瞳。服は結構シンプルだ

「そ、それより、貴方も大丈夫ですかっ!?」

 ∑声でかっ!! 耳つぶれる!! 私は数歩あとずさった
そばに寄って来たエドも、耳をふさいでいる。アルは参ったポーズをしている

「え、えぇ……。大丈夫、大丈夫だから……。それよりその声の大きさを「よかったぁっ!!!!」∑」

 聞こう! 人の話を聞こうよ! 明るいって言うか明るすぎるよ、この子! パワフルすぎるっ!?

「あ……頬から血が出てる!!」

 私を指さしながら少女は言った。……本当だ
でもそんなことどうでもいいから……とにかくその声のボリュームを……

「た、大変! そうだ……。私の家に来て下さい。軽く治療した方がいいと思いますから……」
「あーいや、大丈夫」

 なんか一気に大人っぽくなった……。この子、何才だろう……?
軍服に着いた砂をはらって、落としてしまった鞄を持つ。そしてエド達の方に向かおうとした途端

「!?」

 グイッと後ろにひっぱられた。こっちは賢者の石も探さなきゃいけないし、一連の事件の犯人も調べなきゃいけないのに……

「とにかく!! うちに来て下さい!! 頬から血流している人放っておけるわけありません!!」

 いやいやいや……“頬から血流してるだけだから”放っておけるでしょ……?

「とにかく! 来て下さい!」
「ちょっ……!」

 グイグイとひっぱられながら私は少女の家に向かって行った
無論、その後ろからげんなりした顔のエドと、あたふたしているアルも、だ
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キョウちゃん書くの緊張……。でもやっぱり明るい子がいいなぁ〜♪
あ、羽烏! こんな感じで良かったかな?間違ってたら書きなおすよ!