「私初めてネ!こんな楽しいところ、来たことなかったアル!」チャイナ服を着たかわいらしい少女が屈託のない笑顔を見せながら、はしゃいでいる。まわりには二階建て、三階建ての建物が軒を連ね、たくさんの看板がぶら下がっていた。「パピー!私あそこでお団子食べたいアル!」少女はある茶屋を指差した。その茶屋では美しい娘が働いており、少女に気づくとにこっと笑いかけた。さて、今少女は西から東の方へ歩いているのだが、その時東から西へ歩いてくる一人の幼い少年、二人の男がいた。