二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 空 【銀魂】 ( No.14 )
- 日時: 2010/08/26 13:03
- 名前: アリス (ID: /jbXLzGv)
01話 休日は基本12時頃起きる
時刻は、うん…ちょっと早いかな。
にしても何なの?
ちょっと早いって言っても、もう巳の刻(8時〜10時)だよ!?
いくら何でも起きてろって話だよ。
「仕方ないなぁ…よっし!!」
この際扉を破る!!
私は少しでも助走をつける為に狭い範囲内で刀を構える。
あ、勿論廃刀令出てるから鞘ついてるんだけどね?
「おりゃあああああ!!」
ガラガラガラ…
扉が開き、刀を勢いよく振り下ろした私には止められず。
出てきた黒髪の地味眼鏡の頭に私は思い切り刀を当ててしまった。
「いったあああああああっ!!」
その黒髪地味眼鏡は頭を押さえ、悶え始める。
あれ?
家間違ったのかな?
だってこんな黒髪地味眼鏡なんて戦争の時いなかったよね?
…けどこんな汚い家他にないし、万事屋って看板貼ってるのに勘違いしちゃった訳?
悩みに悩んだ私の頭はパンクした様で、最終的にその黒髪地味眼鏡を放置して別の場所に行きかけた。
「ちょ、おい、お前待てやああああああ!!」
「あれ?生きてたんだ♪此処って———万事屋だよね♪」
「生きてたんだじゃありませんよ!!…まぁ、万事屋ですが…」
私を黒髪地味眼鏡は頭から足元まで見た。
…身長のことは言うなよ…。
何となく殺気を感じたのか黒髪地味眼鏡は身震いし、頭を押さえながら扉を更に大きく開いた。
「え?」
「お客さんですよね?早く入って下さい。今日はすっごく暇だったんです」
違うんだけど…まあこの際銀の家を探して貰うのも良いかな。
最大限にこの万事屋使わせて貰お♪
…とは言っても銀の居場所は江戸の何処か…としか分からないから探しようがないか…。
私は黒髪地味眼鏡に連れられて、奥へと入る。
そこにいたのは———。
「ぎ、銀んんんんんんんん(泣」
見慣れた白髪。
と、何故かチャイナ娘。
え、何!?
何気に銀って幼女×コスプレにハマッてたの!?
…うわぁ、引く。
「アリス…?何で此処に!?」
「何でって…前いた家から追い出されちゃって、無一文でたまに落ちてるお金とかでかろうじて生きて来て、此処までやっと辿り着けたの〜(泣」
いや、実話よこれは。
本気で前いた家主から家賃滞納申し立てられて、追い出されるし。
追い出されたと思ったら野犬に追いかけられ。
気付いたら江戸にいて。
そう言えば江戸って銀が住んでる筈じゃん、やったーって思ったけど何処に住んでるか分かんなくて。
たまたま桂に会っちゃって。
真選組に追いかけられた…って訳で。
あ、そうそう言い忘れてた。
「お願いだから私をかくまって〜!!」
「テメェ一体何したんだよ!!」
「桂と話してただけなのに、真選組に追いかけられて…」
銀が深い深い…私がさっきついた溜め息より数倍深い溜め息を漏らし、頭を抱えた。