二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re:   空 【銀魂】 番外編up!! ( No.179 )
日時: 2010/09/05 22:14
名前: アリス (ID: cmeedneH)

 07話 作戦名とか大体がそのまんま


「んで、名前は?」

「…俺は五月雨五月」

「私はね———」

「知ってる。九条 アリスだろ?今思い出した。そう言えば、バカ本がよく会いたいっつってた…正確にはそれを理由に毎度逃走してた」


坂本らしいよね。
けど、私は生憎と坂本は嫌いだよ♪

でっかいロマンなんか持っちゃって、更には叶えた奴なんか特に。
だって私が好きなのは、銀だから。
まぁ、告白なんか絶対無理だけど。


「んなの、私のせいにされても困る」

「だよな。まぁ、バカ本のことだから咄嗟に出た言い訳だろ」

「お話はそこら辺で止めやしょうぜィ」


特徴的な話し方。
まさか。

恐る恐る私は後ろを振り向いた。
其処には、前日沖田 総悟と名乗った真選組隊士がいた。
それとついでに、何か毛深そうな男とあの…黒髪地味眼鏡と同類そうな男。


「俺は近藤 勲。因みにこいつは山崎 退だ。お前…本当に指名手配されてる奴か?」

「何度言えば分かんの!!此処はバカの巣窟!?私は九条 アリス!!捕まえたいなら、煮るなり焼くなり好きにすれば良いよ!!」


つか、啖呵切ったけどこれからどうしよ。
何か腹黒そうな奴等だけじりじり近付いて来てんだけど。

ちょ、誰かリアルに助けて。
Help me!


———————————


とにかく騒ぐ璃李奈を何とかして、俺は説明した。
今のアリスの状況と、ついでに力を貸して貰えると嬉しいと言うことを。


「最初っからそう言えば良いじゃん、銀時!!少なくとも私はアリス関係なら死ぬ程暴れるから!!」

「ちょ、無差別に暴れるな!!頼むからまだ暴れるな!!」

「んで?つまり今はまだ暴れるなってことだよね?いつ暴れるの?」


つくづく怜緒は頭が切れる奴だと思う。
若干ヘタレ気味なのは、敢えて無視すれば。


「唯にも働いて貰いたいところだが、唯は生憎とあそこが仕事場だからな…」

「じゃあ唯って子は、影でサポートに回って貰うからね。私の考えた案なんだけど…」

「「その名もっ!!」」


何故か戦隊レンジャーの様に手を回し、二人は決める。

バカだ。
こいつ等、バカの骨頂だ。
バカの真髄だ。
頭が良さそうな格好してるぶん、更にバカに見える。


「「アリス(ちゃん)を真選組屯所まで救いに行っちゃおう作戦!!」」

「まんまだろ」


頭痛がしはじめた頭を押さえ、俺は下を向いた。