二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 空 【銀魂】 またしても番外編up!! ( No.192 )
- 日時: 2010/08/21 23:36
- 名前: アリス (ID: /jbXLzGv)
08話 いざ!!って時に限って腹痛や頭痛が起こり出す
数分。
頭の切れる怜緒に任せて、正解だった。
ほぼ完璧と言える、作戦。
…まぁ、ネーミングセンスだけは0だよな。
「さ、これで良いや。唯ちゃんにも参加して貰うからね」
「了解で〜す」
「じゃあ早く行こうよ怜緒。俺もう我慢出来ないから!!」
つくづくアリスのことになると、煩い糞餓鬼。
あ、ヤベ。
何か璃李奈睨んでるし。
まさか心読んだりはしねーだろ。
「じゃあ、行こうか!!」
———————————
…なーんつって。
Help me!なんてセリフ誰が言うか。
あんな引く様な一言マジ存在しなくて良いから♪
「あれー。やっぱり土方さん縄縛り損ねてましたかー。死ねよ土方コノヤロー」
「違うだろ!!今のお前絶対外しただろ!!」
「誰がそんなバカな真似すると思ってんだよこのクソヤロー」
「棒読みで読むなテメェエエェエエェ!!」
私は何とか沖田とかいう奴のお陰で、縄抜けに成功した。
何かバカなコント始まってるし。
逃走して良いんだよね?
え、駄目?
んなの聞くかボケ♪
「んじゃま、私の愛刀まで返して貰った訳なんで帰りま〜す♪」
私は踵を返し、屋根を飛び越し屯所から出た。
「あちゃー。んで、どうしちゃう訳十四郎君。今日は生憎と、唯ちゃんに休暇与えちゃったよ」
「当たり前だ!!後で俺も行くから、雅焔と比遊で追い掛けろ!!山崎テメェは」
「逝く?」
「んな訳ねぇだろこの糞沖田アアアアアアアア!!」
何かどんだけ声でかいんだよ、って話。
めちゃくちゃ聞こえるんだけど。
まさか、追っ手来るとかそんな話か♪
また逃げづらい命令しやがって、糞土方が。
瞳孔常に開いてるくせに、お前は幽霊かって話だよね♪
「まぁ、逃げれば良いだけの話———」
何時の間にか、雅焔と比遊さんが私の前に立っていた。
雅焔は静かに。
比遊さんはニッコリと微笑んで。
「…この間は逃がしたけど、今度は捕まえるから」
「十四郎君の言うことは聞かなきゃなんだよね。悪いんだけど、屯所に戻って貰うよ?」
あちゃー。
多分二人共凄く強いよね。
比遊さんに至っては車に乗ってる最中に、土方と同類程の偉さって聞いた。
偉さがあるってことはそこそこ強いんだよね。
雅焔はよく分からないけど、殺気が。
どうしよう。
私こんな戦闘になると、逃走したくなっちゃうんだよね。
めちゃくちゃ特殊能力。
「比遊さんも、雅焔も倒して私逃げるよ♪私、強いから手は抜かないでね♪」
「分かってる」
「そっちこそ二人対一人なんだから、危機感持ちなよ?」
殺気が立ち込める。
…ヤバ。
めちゃくちゃ逃げたい。