二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re:   空 【銀魂】 14話up!! 食中毒編 ( No.278 )
日時: 2010/09/13 19:42
名前: アリス (ID: /jbXLzGv)

15話 暗黒物質って書いてダークマターって読むんだね


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其れにしても、真選組にちゃんと届いたかな?
少なくとも外見は綺麗だったし、味見はした(因みにアリスは酷いくらいの味覚音痴です)。
多分、此れの次ぐらいにマシ。

私が、銀用に特別に作った料理。
いつもより上手く出来たし、めちゃくちゃ美味しかった(しつこいですが、アリスは酷いくらいの味覚音痴です)。


「銀ー、まだぁ?」


遅いし、仕方無いなぁ。
何してるんだろ?

私は銀がいるであろう部屋を覗いた。
其処には、着替え途中の銀がいた。

……………。


「「うわああああああああああ!?////」」


私は凄い速さで壁の後ろに隠れた。

うう゛…////
何でまだ着替えてるの…////

ってゆーか、銀の体前より引き締まってて前より更にかっこいい…。
…………って、何考えてんの私Σ
もう、変態みたい。

…そう言えば、昨日切っちゃった傷は治ったのかな…。
1日なんかで治る筈は無いと思うけど…。


「ご、ごめんね…まだ着替え途中なんて思って無くて…えと…っ」

「別に良い…」


そう言って出て来た銀の頬は真っ赤だった。
お互いに顔を真っ赤にさせてる。


「え、あ、あのさ…傷…大丈夫…?」

「あ、あぁ…若干痛いけど、生活に支障は無いしな…」

「そっか…」


何と無く沈黙。

あ、そう言えば。
忘れてたけど、料理。


「あ、そうそう!!だし巻き卵食べて!!銀の為に作ったの!!多分、不味くは無いから…」


近くに置いていたので、私は皿ごと持って来る。

銀のこと想いながら、何回も何回も失敗して、やっと成功しただし巻き卵。
前には何故かみんなを食中毒にさせちゃったから、以来は封印してた。
けど、銀には食べて貰いたい。
今度こそは食中毒になんか、させないから!!


「で、でもな…」


銀がチラリと横を見る。
其処には、倒れている黒髪地味眼鏡・神楽・唯の三人。

…あれは正直成功したって言うか…試作だったし。
だからあーなったのも必然というか…。


「お願い…食べて!!」


銀が顔を背けた。

やっぱ、駄目かな…。
前科がある奴のご飯なんか、食べてくれないよね。

私は少し悲しくて、頭を下げた。


「…仕方ねーな…貸せよ」

「え、でも食中毒なんかになっちゃったら…」

「良い。お前は、味には自信あんだろ?」


銀は私の頭をポン、と叩くと箸を手に取った。
そして私が止める間も無く、銀はだし巻き卵を口に入れて飲み込む。

本当に、噛んだの?

少し沈黙になり、銀がニコリと笑った。


「美味いよ、アリス」


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後日、銀はトイレの住人になりました。