二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re:   空 【銀魂】 またしても特別番外編up!! アン ( No.389 )
日時: 2010/10/15 19:31
名前: アリス (ID: /jbXLzGv)

 20話 蹴られるか、殴られるか、殺されるか………って、当たり前で殺されるは嫌だろオオオオオオ!!


「夢幻ちゃん、誰かに追い掛けられてるの?」


とりあえず逃げた先で、息を切らしながら私は聞いた。
夢幻ちゃんは少し言いにくそうに呟いた。


「分からない……只、こたろ…と一緒にいるから………いつも危険…」


ヅラ。
テメェ殺すぞ。
一緒にいたらそりゃ危険だわ。
真選組の奴にも追い掛けられる…………。

…あれ?
そう言えば、さっきの人真選組が来た時逃げてったよね。
つまり、あの人は真選組じゃ無いってこと?
え、じゃあ…ヅラは真選組以外にも喧嘩売っちゃってた訳!?


「と、とりあえず帰ろうか…」

「帰らせないわよ」


と、眼鏡を掛けた忍者みたいな女の人。

…チッ。
何でこんな胸でかいんだよ。
あれだよ?
多分此の人私より年齢低いよ?

…あれ?
何処と無く納豆の様な匂いがするのは気のせい?
いや、気のせいにしてはヤケに匂い過ぎ。


「始末屋さっちゃん只今参上!!」


そう言うさっちゃんの片手にガッシリと握られているのは、納豆。


「いやいやいやいや、納豆!?何故納豆!?臭いよマジで!!」

「だって納豆嫌いな人って多いじゃない」

「精神論!?精神的にダメージ与える戦法!?」

「違うわ。納豆嫌いな人を減らす為の嫌がら…コホン。納豆嫌いな人を減らす為の取り組みよ」

「嫌がらせ!?嫌がらせって今言ったよね!?」


嫌がらせ。
私因みに納豆嫌い。
だってあの匂いとか、ベタベタしてる所とか、形とか苦手なの。
しかも不味くない?

え?
納豆好きな人に失礼?
ちょっとマジで黙れ♪
駄作者のくせにマジで黙れ♪

(因みに駄作者は納豆大好きです。あの美味さはパネェ「黙れよ♪」)


「とにかく!!貴女達を逃がす訳にはいかないわ!!食らえ、納豆ー!!」

「食べ物粗末にすんなやアァアアアアァ!!」


とにかく逃げる。
納豆のネバネバって服に付いたら取れないし、臭いし、いつまでも匂うし。
とにかく嫌!!


「夢幻ちゃんも納豆嫌いだよね!?」


夢幻ちゃんは一息付いてから述べた。


「……好き…」


…夢幻ちゃんの口から納豆好きって言葉聞きたく無かったよ…。
ってか、納豆好きな人って、納豆の何処が好きなんだろう?

(味です「だから黙れって」)

…ってか、案外アッサリ逃がしてくれたな…。
まさか、私達嵌められた?
まんまと陽動作戦とやらに嵌められた?


———————————


「…此方さっちゃん。そちらに獲物は逃げました。どうぞ」

「何でんな至近距離でトランシーバーで通信取らなきゃ駄目なんだよ。別に普通に話せよ」

「だって、任務気分を味わいたいじゃない!!」


二人が言い争いを始める。
トランシーバーの先でハァッと夜が溜め息を漏らした。


『貴様等、人の手伝いしに来たのか、邪魔にし来たのかハッキリしろ…』

「どうぞ。を付けなきゃ駄目でしょ!!」

「テメェもう黙れエエエェエエ!!」


刃の鋭い蹴りがヒットし、さっちゃんが街中で倒れたのであった。