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　　　　(　I can't wait )


　英語というものは大嫌いだった。日本人——今は宇宙人だが——なんだから日本語でいいじゃないかと、英語の授業があるたびに文句ばかり言っていたような気がする。嫌いなのは、宇宙人になった今もだ。
　とりあえず全教科が平均点より十五点ほどは高いところをキープしているけれど、英語だけは平均点より下だった。単語も覚えられないし、文の組み立て方もわからない。玲名お姉ちゃんに何度も教えてもらっているけれど、どうしてもわからない。

『意欲が足りないんだよ』

　ヒロトにそういわれた、覚えがある。ねえ、じゃあ今の俺はどうなの？　ちゃんと考えてるよ、辞書だって引いてるよ。玲名お姉ちゃんが“自分で頑張って調べろ”って言ってたから、俺は頑張って調べてるんだ。
　習ってないかもしれない。でも、辞書があれば。そう思ったけれど、無理だった。やっぱりちゃんと聞き取れなかった。早口で、英語なんて少しも覚えてなかったからだと思う。
　なんて、ただの言い訳。ねえ、玲名お姉ちゃん。なんて、いったの？　悲しそうに笑って、走り去って。どこへいったんだ？　なにをいったんだ？　今、どこにいるんだ？



〝ごめんな、リュウジ————I can't wait.〟


　
　　　　　　　　　　( もう待てない )




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ヒャホホーイチロルチョコホットケーキィィィィィ

題名の英文は友人に教えてもらいました。何が待てなかったのかとか深くは考えないでね！
決して思いつかなかったとかそういうのじゃないかｒうわなにするやめ