二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【稲妻】有色透明【話集】 ( No.310 )
日時: 2010/12/02 19:36
名前: 宮園 紫奔 ◆ylmP.BhXlQ (ID: WPWjN3c4)

更新したいけどいまいち書く気力が無い^p^
というわけでgdgdにも程がある頭ぱーんなDE戦(尚円堂と風丸さん一騎打ち)ファンタジーやってみよう。
中途半田に終わるよ!



「どうしてお前は、」
 嫌でも声が震えた。抑え付けても体の震えは収まらなかった。半ば混乱状態な思考を必死に働かして、とにかく正気を保っているために言葉を吐き出し続けることにした。
 できることなら、何もかも忘れて倒れこんでしまいたかった。
「どうしてなんだよ、どうして、なあ、風丸、」
 冷ややかな、この世の闇を全て集めて凝縮したような混沌さを現した風丸の目が、俺に向けられた。背筋に冷たい汗が這い、思わず反射的に目を背けてしまった。こんなことじゃ、いけないだろ!?
「どうなってるんだよ、嘘だろ、冗談なんだろ?」
 全くの、無表情。仮面を貼り付けたような、暖かみもなんの感情もない、ひたすらに鋼鉄な無表情。それが酷く恐ろしく見え、脚の震えに拍車をかけた。
「劇でも、やってるのか? ありえないよな、お前が俺達の敵だなんて、そんな、そんな」
 無我夢中で、何か言葉を発し続けていないと奇声を迸りそうになる口を抑えつける。ふっと、風丸が右腕を掲げた。そして手のひらを、俺の方へ向け——その手のひらから酷く小さく凝縮された何もかもを切り裂く風の渦が生まれているのを目で確認した時には、肩に酷い激痛が走り体が大きく吹っ飛ばされていた。
「うるさいな。少しは黙ったらどうだ、円堂?」
 チカチカする視界で、風丸がにぃっと口元を浮かべたのが見えた。それは無邪気でとても愉快そうで、一緒にサッカーをしていた頃の風丸にとても似ていて——涙が溢れてくるのが、はっきりとわかった。
 ぱっくりと割れた傷がついた肩から血が噴出し絶え間なく激痛が襲ってきていたが、なにもできなかった。
「わかるだろ? 俺達はなんの冗談でもなく——本当に、お前達の敵なんだよ」
 ただ、口元を嬉しそうに歪めて笑う、風丸の声を聞くことしか。



中途半田におわりますた。とりあえず書いてみたかっただけ←
お次はなんでもありでドラゴンライダーパロ。晴矢vs風介。



「どうして、お前が——生きていたのか、ガゼル!」
 不敵な笑みを口元に浮かべて、明らかに蔑んだ視線でこちらを睨みつけるガゼル——そう、アーガルにさらわれ、もうとっくに殺されてしまっていると諦めきっていたガゼルだった。
 そしてそのガゼルが、どうしてドラゴンを持っているんだ? どうして俺を攻撃するんだ? どうして俺に剣を向けているんだ? どうして、俺を殺そうとしているんだ?
 疑問が次々とわきあがり、しかしそれは信じられないという気持ちで全てねじ伏せられてしまった。
「お前が——どうして?」
「久しぶりだな、バーン。もう、私がとっくに殺されていると思っていただろう?」
 動揺だけが思考を包み込み、放った言葉が酷く震えて頼りなかった。対してガゼルは極めて落ち着いた、冷酷ともいえる冷静さで問いかけてきた。
「……ああ」
 やっとのことでしぼりだした声は、がらがらに掠れていた。
「だが、ガルバトリックスは私を殺さなかった。私に、戦えと命じた。そして私のドラゴンは、私を選び孵った」
「なんで——逃げ出すことぐらいできるだろ!? ドラゴンもいるんだろ、だったら——ッ」
「できないんだよ」
 淡々と言葉を紡ぎだしていくガゼルに、思わず掴みかかりそうになった。けれど今ここでそんな取り止めの無い行為はできない。感情に引きずられるようにして、代わりに責めるような言葉が飛び出した。ガゼルが悪いわけではないと、わかっているはずなのに。
「彼は私の真の名を知った」
 眉を顰めて、しかし冷ややかにガゼルは言い放った。その言葉だけで、ガゼルが抗うことができないというのは明確に表されていた。真の名を知られてしまえば、何もかも相手に思い通りにさせられる——ガゼルの真の名が、ガルバトリックスに知られたなんて!
「古代語で忠誠を誓わされたんだ。だからもう私は、バーン、君を殺すしかない」
 一瞬寂しげにガゼルの顔が歪んだように見えたのは、俺の眼球が作り出した虚像なのだろうか。



疲れt← ドラゴンライダー面白いよ、三部目きたよヒャハー嬉しすぎるよ大好きだよ愛してるよみんな読もうぜ!←
このシーンが書きたかっただけなんだ^p^このシーン大好きなんだ^p^このあとの衝撃事実シーンも好きだ^p^