二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

※ただの妄想 ( No.346 )
日時: 2011/02/02 19:49
名前: 宮園 紫奔 ◆ylmP.BhXlQ (ID: WPWjN3c4)
参照: http://www.youtube.com/watch?v=4HUTzaUp3qA

「……それは本気、なのか?」
 恐る恐る、そんな様子で風介が尋ねる。いつも冷静で凛としている彼からは考えられない混乱と驚愕がその問いかけにくっきりと刻み込まれ、顕著に疑問符が乗せられた。信じられない、風介の表情はまさにその一言で表せられる猜疑と驚嘆によって固められたものだった。
「当たり前だろ。冗談でこんなこと、言わねえよ」
 はっきりとした決意を滲ませ、微かな笑みを口元に浮かべる晴矢が淡々と答える。どこか楽しそうな様子だが、全くもって浮ついているようにはみえない。むしろいつもより表情は張りつめ引き攣り、若干の怯えと緊張感をうかがわせた。強い光を放つしっかりとした瞳には、覚悟が刻まれている。
 晴矢が言うまでもなく、全く冗談を言っているようには見えなかった。それに、確かに冗談で軽々しく言えるようなことではない。風介は、しばし驚嘆と猜疑の表情で放心していたが——不意に、ふっと口元に笑みを浮かべた。それは晴矢のものと似た、どこか不敵さをうかがわせる笑みだ。風介は目を伏せ、静かに晴矢に言った。
「——無論、私も協力させてもらおう」
 にぃっと晴矢の口元の笑みが深くなる。いつもの様子の晴矢に戻り、覚悟と決意で固められた瞳にはいきいきとしたまばゆい光が宿る。
「そういうと思ったぜ」
 風介にそう告げると、晴矢は立ち上がる。そして見下ろすようにして風介の前に立ち、手を差し出す。なんの躊躇いもなく風介はその手を取り、立ち上がる。かつて敵対しさげすみあっていたとは思えない、エイリア石に手を出す前のような彼ら。二人は目くばせをすると同時に天井を仰ぎ、声をそろえて叫ぶようにしていった。

「「——世界を、奪う!」」



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二人はエイリア学園引きつれて日本代表に殴りこみしちゃえばいいと思いまーす
……っていう参照を聞いたら止まらなくなったただの妄想
ラスアラマジパネエ惚れたわ。