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第２９話　北海道！

ついに北海道到着！
うわぁ〜出発したの昼ごろだったのにもう夕方か〜
半日かかったな〜
んで！私の家は……あ、あった！

家の前
うぉ〜
やっぱでかいな〜
私…本当にここに住んでいたのか？
？「……誰？」
ん？
由「私…ですか？」
暗くてあまり顔が見えない…
？「その声…由利花ちゃん？」
由「え！？………あ！！」
？「久しぶりだね♪」
由「し…しー君！！（吹雪士郎）」
吹「変わってないね」
由「しー君こそ！元気にしてた？」
吹「うん」
由「あいつは…？」
吹「いるよ…会う？」
由「いや、いい…」
吹「ま、とにかく中入ろ！」
由「私の家なんですけど」
ピンポーン
？『どなたですか？』
吹「僕！吹雪士郎…と由利花ちゃん」
？『え！？』
吹「まーとにかく開けて開けて」
？『わかりました』
由「………」
がらがらがらがら—
うぉ！
門が開いた！
？「お嬢様！」
由「うわ！」
？「お久しぶりです！」
由「えーっと……」
吹「忘れちゃった？由利花ちゃんのメイドさんだよ」
………
何か思い出すような思い出さないような…
あ！思い出した！
メ「思い出してくださいましたか！」
由「な、何でわかったの？あ、当たり前か！小さい頃からいたからね！」
メ「お嬢様！！」
吹「これって感動の再開ってやつ…？」
由「少し違う気が…」
メ「お嬢様、どうぞ中へ。士郎さんも」
由「うん」

部屋の中
広！！
雷門中と同じ…いやそれ以上…？
メ「お嬢様、お部屋へ案内いたしましょうか？」
由「うん」

自分の部屋
メ「では」
由「………」
お姉ちゃんの写真…
幼稚園の制服…
勉強机…
吹「懐かしい？」
由「うわぁ！！いたの！？」
吹「気づいてなかったの？」
由「うん」
吹「何か酷い」
由「いや、ごめん」
吹「由利花ちゃん…何で戻って来たの？」
由「記憶が戻ったからだよ」
吹「え…そうだったんだ……」
由「でさ、なんか私の学校が壊れて、それで…」
吹「白恋中に通うの？」
由「気分しだい！」
吹「そっかーもし白恋中に来る時は言ってね！サッカー部おいでよ！」
由「うん」
吹「サッカー…衰えてない？」
由「わかんない！最近やってないからさ！」
吹「そういえばさ、今年のフットボールフロンティア見た？」
由「うん！雷門中が優勝した！」
吹「凄いよね〜」
由「最初は弱小チームだったのに地区大会でも全国大会でも活躍して優勝したんだから！」
吹「でも何で急に強くなっていったんだろう？」
由「帝国学園と練習試合したときから雷門サッカー部は変わり始めた…」
吹「へ〜」
由「最初は７人だったのに今は１５人！マネージャー合わせると１９人！」
吹「何か詳しいね」
由「当ったり前じゃん！雷門サッカー部のマネージャー（元）なんだから！」
吹「先に言ってよ」
由「そうだねー」
吹「んじゃ、僕は帰るね」
由「うん！明日ね〜」
吹「じゃあね〜」
由「うん」
しー君…久しぶりに会えた…
ふぁ〜
もう眠いから寝るか！
おやすみ〜
Ｚｚｚ