二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン‐アニメのまんま‐ …じゃない? ( No.82 )
- 日時: 2011/03/05 19:30
- 名前: 朝奈 (ID: nNH22Zc.)
本編に関連する番外編 グロが入ると思うので苦手な方は逃げてください!
〜小6の頃、京都での思い出〜
私は小学6年生になる年の春
京都に引っ越してきた
引っ越す、と言っても
ただ、親戚の家に行くだけなんだけど……
あの頃は何も知らなかった
まさか、こんなことになるなんて———
2年前
由「あ、あの…龍太さん…居ますか…?」
龍「ああ、俺が龍太だ。おまえは…確か」
由「あの、今日からこの家にお世話になる…響木由利花です」
龍「おまえか…空き部屋は1つある、そこがおまえの部屋だ」
由「あ、有り難うございます…」
そのときは普通の人と言うイメージがあった
別に恐い人でもなく、特別優しいという人でもなく…ごく普通の人だと…
あの時は…知らなかった
本当は…人の皮を被った悪魔のような人だということを———
最初の悲劇は
始業式の前の日のことだった
朝起きると
私の周りには
赤く、生暖かい液体があった
最初は気が付かなかった
これが…
私の
『血』だということを……
気が付いたのは鏡を見た時だった
由「!!?」
嘘かと思った
嘘であってほしいと願った
私の
『ヒダリメ』が
ナクナッテイルナンテ————
恐くなった
誰がやったのかは
大体予想が付いた
でも、言えなかった
その日から何故か毎日龍太さんに100万円を渡すということになっていた
恐くて反対は出来なかった
何故か貯金が沢山あったから毎日払えた
次の日、学校に行くということで
一応隠して行った
脱脂綿に、病院で使うようなテープをはって……
その時、また気づいた
私の右目の色が変わっていた
いつもはオレンジ色なのに
闇のような色になっていた
が
そんなことはどうでもいいと思った
学校に着くと周りから噂している声が聞こえる
『あの子だよね!転校生って…』
『左目のところ…どうしたのかな?』
『少し暗い子……』
私は聞こえないフリをして校舎の中へと入って行った
その時、何かが飛んできた
緑色の……蛙………の玩具
?「うっしっし!ひっかっかってやんの!」
先「木暮ー!転校生にまで…!」
青い髪の男の子…
一瞬、目を見ただけでわかった
あの子は人を信じていない———
私と同じだということを……
その日から何かと木暮と言う奴の悪戯を受けていた気がする…
ま、気にしては無かった
面白かった
龍太さんに怯えながら1年が過ぎていくだけだと思ってた私だったけど…
楽しかった
今日はどんな悪戯をされるかな〜と思いながら登校していた
ある日、私はまともに話してみた
由「君…悪戯が好きなの…?」
木「まあね」
由「そう…」
木「なあ、おまえ人を信じていないだろ」
由「え…?」
木「俺と同じ目…だから」
同じ事を思っていた
その日から急激に仲良くなった
一緒に悪戯をしたりした
そして、第2の悲劇が起こる、夏休みとなった
私は前から龍太さんに『通知表を見せろ』と言われていたので見せた
1,2,3,4,5と5段階に分かれている
ほとんど5だったが1つだけ4があった
自分では今までの中で最高の記録だと満足していた…が
龍太さんにそれは通じなかった
ほとんど一瞬だった
『ミギカタ』を失い
『リョウアシ』を失いかけ…
『カオ』には切られた後があった———
夏休み、2学期、冬休みは
あまり悲劇はなかった
成績もオール5
あの頃は知識が無かっただけ
だけど2月の半ばにはもう
限界だった
——ハヤクココカラニゲダシタイ——
——デモサカラエバ——
———コロサレル———
恐いよ……
そんな痛みから逃げ出したのは
3月に入ってから
私は東京に逃げてきた
体の傷と
心の傷を
抱えて