二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン‐アニメのまんま‐ …じゃない? ( No.95 )
- 日時: 2011/06/18 06:08
- 名前: アツヤ (ID: nNH22Zc.)
- 参照: 友達の名前になってるー!!!
〜小2の頃、大阪の思い出〜
大阪…
本当は親戚の人が引き取る予定だった……
だけど、その人は仕事が忙しくて、無理だった(らしい)
だからその人の友達、リッちゃ…浦部リカのお母さんに引き取られた
6年前
由「あ、あの!」
リ「…もしかして?由利花?」
由「は、はい!今日から此処でお世話になる…」
リ「そんな硬くならんでも!」
由「で、ですが…」
リ「敬語は無しや!」
由「え?」
リ「気軽にはなしていいんやで?」
由「は…うん!」
リッちゃんは私を快く受け止めてくれた。
叔母さんも。
だから、暮らしやすかった
由「ねぇ、私、お店手伝ってもいい?」
リ母「ホンマ!?」
リ「よっしゃー!ウチの手伝いが減るー!」
リ母「誰がそんなこと言ったん?」
リ「小2の女の子にはキツイんや!!」
由「何をどう手伝えばいいの?」
リ「これを、こうや!」
由「わかったー!!」
リ母「何でこんなええ子、あいつは引き取らんかったん?」
由「!!」
その声は本当に小さい声だった
なのに、私には聞こえた
別に、聴力がとびっきり言い訳でもない
のに、大きく聞こえた
仕事が忙しい?
そんなの『嘘』
本当は
面倒だったんだ
私なんか——————
リ「由利花ー?」
由「リッ…ちゃん…?」
リ「急に倒れて、ビックリしたわー……大丈夫か?」
由「う、うん…」
リ「じゃあ、ナニワランド行こか!」
由「ナニワランド…ってあの遊園地!?」
リ「そや!行こ行こ!!」
由「うん!」
そのナニワランドで
私は見た
親戚の人を
やっぱり、面倒だったんだ
幸い、あの人は私の顔を知らないらしく
目が合っても、気づかれなかった
ただ、あの目線は
私の知ってる目線ではなく、
優しい感じがした
"響木由利花"だからいけない
"響木由利花"じゃなかったら………
私の頭の中に
ふと、浮かんだ
"北中由利花"
こんな名前、初めて聞いたのに
何か嫌な感じがする名前だった
リ「由利花ー!次はこっちー!!」
由「う、うん!!」
そんなことはいい
もう、過ぎた事なんか
そして、
とうとう、
1年が経ってしまった
リ「由利花…元気でな」
由「うん!リッちゃんも!」
リ「当たり前や!」
由「じゃあね…」
リ「……」
由「また、会おうね」
リ「…」コクン
私は
リッちゃんと叔母さんに別れを告げてから
飛行機に乗った
色んなことがあった大阪
また、行けたら
行きたいな