二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: セーラーサン ( No.9 )
日時: 2010/07/30 17:58
名前: 虹色ペン (ID: 7jSpI1pD)

    四部

ウイーン

自動ドアが静かに開く…
「ん?誰かな?」

店長が振り返ると、

「…ミァ〜ゴ」

猫が店内にゆっくりと入ってくる…

えっこの猫、謎の三毛猫!?

その猫はすぐさま

たちの悪そうな店員に目をにらむと、

毛を逆立てて鳴いた

「ミギャーーーー!!」

すると店員が

「るっせーなっ!

気味の悪い泣き声をあげるな!

のら猫野郎め!

出て行けよ!」

するとその猫を蹴飛ばそうとしているのが

あゆみにはわかり、すぐさま駆け寄る。

「やめて!

猫が鳴いただけで蹴るなんて

ひどいじゃない!

それにまだこの猫、

子猫じゃない!」

「ふん!これだから、にん…じゃなくて

学生は嫌いだ!

店長!俺は気分が悪いのでもう帰りますから!!」

というとあゆみと猫、そして店長を

にらみつけて帰っていった。

「何なの?あの人!」

「ごめんね。アイツ先月までは

普通の大学生だったのに

急に髪を染めたり、よく遅刻するように

なったりとかで大学を中退したとかで

目つき悪くなったんだよ。」

「え?それは急になんですか?」

あゆみは問いかけた。

聞くところによると、

彼(さっきの店員)は

大学のサークルに入ってから急に

性格が荒れたそうだ。

そのサークル名は

“デススターズ”と

いうところなので不快に思った店長は、

大学に連絡して確認したところ

そんなサークルはないと

いわれていまい、

これは何かおかしいと店長も思って悩んでいたところ

らしい。

「ごめんね長々と

話を聞いてもらって

これ景品の余りだけどもらってくれるかい?」

差し出された景品は

ダイヤの形のガラス細工が

4つ入っている小さな箱を

もらい、

お礼を言うとあゆみはほとんど暗くなった

麻布十番街を走って帰った。

ガチャッ

「ただいまー」

「お帰りなさい

あゆみちゃん遅くない?

未来ちゃん心配していたんだよ。」

そこには知らない女性が立っていた。

「あのーどちら様でしょうか〜?」

すると、

「クスッ私は

愛と正義の戦士セーラームーン!!

なーんてね

私は月野ちびうさです。

よろしく。

あなたのお姉さんに、

セーラームーンのことを少し教えていたところなの♪

あゆみちゃんもどう?

教えてあげようか?」

ん?いま月野って言わなかった????

あのゲームセンターで聞いた人と関係があるのかな?

「月野さん!妹のことは私がやりますから。

こら!あゆみどうしてこんなに遅かったの?」

「お姉ちゃんこそ何で先に帰ってるの?」

とあゆみが聞き返すと、

「今日は、先生が休みで早めにサークルの

集まりを…てっ

あゆみ!あんた猫つれて帰ってきたの?」

「え…?」

あゆみは足元を見るとあのゲームセンターから

ついてきた謎の三毛猫がついてきていた。

ちびうさはその三毛猫と見つめ合っていた…