二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: セーラーサン ( No.15 )
日時: 2010/09/11 14:22
名前: 虹色ペン (ID: P.nd5.WZ)

    六部

ウィーン

自動ドアが静かに開く。

カツン…

スッ!

「何?」

サンの前を何者かが通りすぎた。

するとコンパクトが光だした。

「サン☆

コンパクトを二回たたいてみて☆」

サンはテールに言われたと通り

パン!パン!とコンパクトをたたいてみた。

するとDSのようなものが出てきた。

「えっ?何コレ」

「それで連絡を取れるようになったわ☆

早く開いて☆」

カパッ

「ピーピーピピピピ

こちらちびうさ聞こえますかー?

こちらちびうさ聞こえますかー?」

ちびうさの声が聞こえてきた。

「こちらセーラーサンとテール聞こえてます☆」

「あぶない!」

『へ?』

テールとサンがモニターに注目していると、

ミシミシと何かが近づいてきた…

サンはすぐにジャンプした。

上から敵がどんなものか見てみたかったのだ。

ん?あれは…人?

「あなたは誰?」

サンは出来るだけ出せる声で聞いてみた。

すると次の瞬間

いきなりサンのところに飛んできて

口をかすかに笑わせて、

キックとともに答えが返ってきた。

「ふん!私はダークスターヒーラー!」

「そして私がダークスターメイカー!」

「最後にダークスターファイター!」

モニターを見ていたちびうさは

あ然とした。

「どうして…?

火球皇女は裏切ったの???」

するとちびうさの声が聞こえたのか

ダークスターヒーラーが

「火球皇女?誰だそれは?」

「!?あなた達何をとぼけているのよ!」

するとサンが割り込むように

「ちびうささん、

この人たちと知り合いなの?」

「まあ、お母様の知り合いね…

でも何で敵に?」

するとダークスターメイカーが

急にサンを見つめた。

その瞳は暗く光っていた。

「スター・ジェントル・ユーテラス!!」

サンはギリギリのところでかわしたが

肩をかすってしまった。

「うっ…」

「サン☆大丈夫?」

「何とかね…

ねえテールあいつらの動きが読めないよ…

なんかこう必殺技みたいなのないの?」

そのとき、

サンが持っていた

DSのような物が光りだして、

細い長いステッキになった。

「何コレ?」

でも使い方はもう何年前から知っている…

気のせい??

「サンヒーリングスター!!」

すると暖かい光をゲームセンタークラウンを包み込む

「うっなんだ?この光は…!?

暑い…熱い!不思議な光……

うっ絶えられない

強い光だ!!!

ダークセーラー…様。

何も出来なくて…すいませ…

うああああ!!」

そして…その光は消え去った…

その瞬間を見たものは

ちびうさ以外にもいたのだ…

「ふんッあいつらは全然使い物にならなかったわ」

謎の人物はとてつもなく遠いところで

この戦いを見ていたようだ。

「ふふふ。やっぱりまだ不完全だったようですね。

だからまだ行くなと行ったのに…

かわいそうなコピー!!」



☆★☆★第一話おしまい☆★☆★