二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【イナイレ】秋茜【烈人様リク完成】 ( No.129 )
日時: 2010/09/04 20:18
名前: 空梨逢 ◆IiYNVS7nas (ID: PxM9hGKP)

+「月夜のお散歩(貴方が居れば怖くない)」+


「あ、月」

思わず口から言葉が漏れた。口元が自然に弛み、口角が上がってしまう。端から見ればただの気持ち悪い女の子になってしまうだろう。でも此処はエイリア学園、昔からの幼なじみばかりが周りに居る。私のクセは分かっており、「かぐや、月何処?」等と皆たずねて来る。

「……かぐや、今日は満月だな」
「そうですねぇ」

後ろから聞こえた声に何気なく返事を返す。……あれ?この声。ちょっぴり低めの落ち着いたこの声は、……まさか。

「が……ガゼル様!?」
「そんなに驚くか?別に良いだろう、私だって月が見たい」


後ろを振り向くと、口元を押さえてくすくすと笑っているガゼル様が居た。恥ずかしい!顔が赤くなって来たのが自分でも分かる。
それにしてもちょっぴり以外。ガゼル様も月なんて見るんだ。


「今日の月は満月ですね」
「ああ、そうだな……綺麗だ」

取りあえず話をしてみる。心臓がばくばくしているのが分かる。心拍数が……!空を見上げているガゼル様の横顔はそれこそ綺麗で、思わず見惚れてしまう。

「かぐや」

不意に名前を呼ばれた。はい、と返事をして振り向くと———

「かぐやにはやはり、月が似合うな」


ぎゅう、と回される手。え、これって……え?もしかして私抱きしめられてる?あの、……ガゼル様に!?

「だからと言って何処かへ行かないでくれよ。私の側に居てくれ」

……大丈夫ですよ、ガゼル様。私ホントは暗闇が怖いんです。「月夜」って名字なのに。でも、貴方が大好きなんです。だから。

「貴方が居れば帰りません。……いえ、帰れません」

ずっとずっと、側に居ます。貴方と居れば、



『怖くないから』


+
わあああすみません……!orz
デートとかまるっきり無視しちゃったよ!
ホントすみませんルナさん!許して下さい……