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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【イナイレ】届け届け、【ゲコゲコに捧ぐ】 ( No.148 )
- 日時: 2010/10/08 20:56
- 名前: 空梨逢 ◆IiYNVS7nas (ID: /005aVGb)
+「心の底からせんくゆー! *キミの生まれた日に感謝!」+
「……えっ?何やるの?」
「良いから黙って付いて来いや」
とてとて、と地代の手を引いて千里が歩き出す。途中で「べたべたしてる」と言ってその手を放したが。一方の地代は首をかしげ、「ふわぁお?」とおよそ人間らしくも無い奇声を発した。
+
「おい!クラッカー隊、準備完了したか!?」
「いつでもおっけぇい!」
「くす玉係、首尾は!?」
『上々です!』
景気良く怒鳴って確認を取るのは彩華。その横でサボっている叉衣がぺちんっと叩かれ、渋々立ち上がった。他にもふざけていた京が彩華の怒鳴り声を浴び、首をすくめて立ち上がる。
そんな喧噪を、一つの音が打ち破った。
———どん、どん、どどどん!
『吹雪がぁ!?』
「たったかたったったー」
まぎれも無い千里の声に、全員に緊張が走る。彩華の小声が、教室に響く。
「……よし、入って来たら各自一斉放射。OK?」
「OKですよたいちょー」
びしっと敬礼を決め、真遊奈が扉を開けた。
「なにやってん『誕生日おめでとー!!』」
地代が入って来た瞬間、教室に歓喜の声とクラッカーの音が木霊する。目を白黒させている地代の前に、ぞろりと主催者たちが並んだ。
「誕生日、おめでとう」
「……ありがとう!!!」
にぃっ、と笑って地代はVサインをし、その頭を「もっと喜べ」と言って千里が叩いた。いったー、と頭を押さえる地代に全員が笑う。
———キミが生まれて来てくれた事。
———今此処に居る事。
———全てに、心からの感謝を!
+
沙来羅様に捧げます。Happy birthday!
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