二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【イナイレ】透明雲【キリリク受付】 ( No.98 )
- 日時: 2010/08/21 17:06
- 名前: 空梨逢 ◆IiYNVS7nas (ID: dHuJp/ow)
15,「雷門中学園祭、告白大会」
文化祭。
自分には縁の無い言葉だと思っていたが、どうやら人生予測が付かないものらしく。
そう、今は雷門中の学園祭当日。
帝国ではそんなもの無かったし、何より雷門中は校則がゆるいので他の学校には絶対無いものがあったりするらしい。楽しみだ。
……それはともかく。
「豪炎寺、風丸。『告白大会』とは何だ?」
「あ、鬼道は初めてだったよな」
「告白大会は、『告白大好きだぜ!みんな青春しようぜ青春フィーバー!!やふー!ヤフーで検索しても出で来ねーけど(ry』委員会が主催してるんだ。噛まずに言えると委員になれるらしいぞ」
「んなことどうでもええわァァァ!!」
なんて長い委員会名だ。意味が無いとしか言いようが無い。というか委員何人居るんだ。
「えーと……、まぁ本当に告白したり色々な事を参加者が言うんだ。それは校内全部に放送されるから、彼女の呼び出しとかに使う奴もいるな」
「迷子相談所に行けェェェ!!」
ダメだ、ツッコみどころが多すぎる。風丸までボケに回ったらどうすれば良いんだ。というか円堂はどこだ。
「円堂、遅いな」
「あ、参加するとか言ってたぞ?俺も言って来ようかな」
止めろォォォ!止めてくれ、風丸!ツッコミが居なくなる!
「それでは皆様、お待ちかねの告白大会をスタートさせて頂きます!進行は私、角馬圭太。よろしくお願いします!それではエントリーNo,1番の方どうぞ!」
「よー!みんな!」
来た。我らがキャプテン円堂が。変な事言ったらデスゾーン2で撃ち落としてやろう。よし決めた。
「みんな、いきなりだけどこの前部室にカメラセットしてあったんだ。みんなも気をつけてな!」
……マジか。いや、大体犯人の予想は付く。
某陸上部員か元最強宇宙人のどちらかだろう。
「それが帝国学園の生徒でさぁ。俺も驚いた!」
『うっそーっ』
『マジかよ!?』
次々と観客から上がる歓声(?)に冷や汗が伝う。……いやいや、そんな事は無いはずだ。だって帝国と雷門は何十キロも離れているのだから。
「じゃーな!」
「では続きまして、エントリーNo,2番の方どうぞ!」
「ちーっす。よぉ」
……あの声は。
冷や汗が8割増(当社比)になった気がする。きっと気のせいだ。全ての事は気のせい。うん。
「帝国の佐久間だ。よろしくな」
……気のせいじゃなかった。なんと言う最悪な事態。
「いきなりだけど、鬼道の写真持ってる奴いねーか?できるだけ素顔」
「行くぞ円堂!土門!!」
「……は?」
「ごちゃごちゃ言わずに来い!」
円堂と土門を呼びつけ、いつの間にか豪炎寺が持っていたボールを奪い、地上を蹴る。
「デスゾーン2!!」
「え、きど……ちょ、うぎゃあああああ!!」
佐久間の治療費は帝国が出してくれたそうだ。