二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ハリー・ポッター □天才の再来■ ( No.13 )
日時: 2010/10/11 11:33
名前: 杏樹 ◆06GHpzRySU (ID: MXERWh7v)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode

(レイナ視点)

「私、あなたのこと、尊敬しています。
 えっと、その……レイナさん?」

この子────ハーマイオニー、あたしと話すのに緊張してるのかしら?

可愛いなあ。

あたしは、ハーマイオニーに笑いかける。

「そんな、堅苦しい呼び方じゃなくても……。
 レイナ、でいいのよ?」

「え、その……レイナ」

少し遠慮がちに、彼女は、あたしの名前を呼ぶ。

「なんで、レイナがハリーのことを守るの?
 別に、あなたほどすごい人じゃなくても、いいんじゃない?」

この子、あたしをどれだけ評価してるんだろう。

あたしなんて、そんなにすごいもんじゃないけど。

「あたし、自らハリーを守ることを望んだの。
 久々にホグワーツに行ったりするの、結構楽しそうだったしね」

ハーマイオニーは、納得したみたい。

頷いているし。

「────ところで、さ。
 ハリーでも、ハーマイオニーでもない君の名前は、何?」

赤毛の男の子を見ながら、あたしは言う。

「僕のこと?
 ロン・ウィーズリーっていうんだ」

「へえ……。
 よろしくね、ロン」

また、あたしは笑顔を見せる。

年下って、可愛いな。

あたしまで、自然に笑顔になっちゃう。

3人は、あたしにも、結構心を開いてくれたみたい。

たわいもない会話だけど、自然に、あたしを混ぜてくれる。

そして話題は、ホグズミードのことに。

「ダーズリー叔父さんも、ファッジ大臣も許可証にサインしてくれなかったんだ。
 だから、僕、ホグズミードに行けないんだ」

ハリーが、寂しげに言った。

「許可してもらえないって?
 そりゃあないぜ。
 そうだ、レイナ、サインしてあげてよ」

ロンにいきなり話を振られて、あたしは、少し戸惑った。

「あたし?
 ごめんハリー、あたしはハリーの両親でも、保護者でもないからさ。
 サインは、してあげられないの」

ハリーとロンは、ずごく残念そうにしていた。

でもハーマイオニーは、深く頷いていた。