二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ハリー・ポッター □天才の再来■ ( No.4 )
日時: 2010/10/09 15:44
名前: 杏樹 ◆cjsQ37oB4w (ID: MXERWh7v)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=17999

(リーマス視点)

噂には聞いていたけど……、本当に美人だな。

「レイナ、だね?」

僕は、もう一度問う。

「ええ……、初めまして。
 これからホグワーツで、宜しくお願いします」

彼女は僕に笑いかけるが、まだ警戒心が解けた様子はない。

「ダンブルドアから聞いたんだけど────300年前のこと。
 レイナのこと、フィリップのことも聞いた。
 ────本当なのか?
 フィリップがヴォルデモート卿と手を組んだって。
 ハリー・ポッターを狙っているって」

レイナは一瞬、驚いた表情を見せた。

でもすぐに、険しい表情に変わった。

「おそらく、間違いない。
 フィリップはハリーの血を自分に取り入れようとしている。
 そうしたら、もっと強くなって、300年前相打ちになった、あたしを滅ぼすことができるから。
 ────さらに、その後にはハリーをヴォルデモートに渡すつもりよ」

────。

やはり、本当だったか。

ハリーが────、ハリーの命が危ない。

「レイナは、それを防ぐためにホグワーツへ?」

「うん、そうね」

僕がこの話を聞いたのは、一ヶ月前だった。

正式に、教員に採用されることが決まった時だった。

”ハリーをなんとしても守らなければ”

そう思ったから、ホグワーツ特急に乗ることにした。

ハリーは、絶対に死なせてはいけない────。

「リーマス?」

レイナが口を開き、僕はハッとする。

「リーマスのこと、聞きたいんだけど……?」