二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ハリー・ポッター □天才の再来■ ( No.8 )
日時: 2010/10/09 15:45
名前: 杏樹 ◆06GHpzRySU (ID: MXERWh7v)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode

(レイナ視点)

彼の目は、”ハリー”という言葉に敏感に反応する。

その理由が気になった。

「ハリー・ポッター。
 リーマスにとってどんな存在なの?」

リーマスの目は、真っ直ぐにあたしを見すえる。

「ハリーは────僕の、親友の子供だ」

ハリー・ポッター、か……。

あたしは溜息をつく。

あたしは、ヴォルデモート卿のことを何も知らない。

その恐ろしさとかは、人から聞いただけじゃ伝わらない。

だから、ハリー・ポッターの凄さも分からない。

少しの沈黙。

そしてすぐ後に、ホグワーツ特急の音が聞こえた。

顔を上げると、紅のホグワーツ特急。

うわぁ、懐かしいなあ。

「乗ろうか」

リーマスが声をかけてくれた。

「トランク、重いだろう?
 足下、気をつけてね」

そう言って、手を差し伸べてくれる。

あたしはリーマスの手に自分の手をかけると、ホグワーツ特急に乗り込んだ。