二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ハリー・ポッター □天才の再来■ ( No.9 )
日時: 2010/10/09 15:46
名前: 杏樹 ◆06GHpzRySU (ID: MXERWh7v)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode

(レイナ視点)

リーマスはコンパートメントの戸を開け、席に座った。

「ねえ、ここ、座っていい?」

リーマスの向かいの席を指すと、リーマスは微笑んだ。

いや、だって、1人じゃさみしいじゃん?

荷物を置きながら、車内を見回す。

「ホグワーツ特急さ、外から見るとあんまり変わってないけど、中は、なんというか……。
 そう、カッコよくなってるね」

本当だよ?

あたしの頃は、こんなカッコイイデザインじゃなかったもん。

「そう?
 僕の頃とは、あまり変わってないけど」

そりゃあまあ、こっちは300年前だしなあ。

「リーマスって、何歳?」

唐突に、あたしが聞く。

「僕?
 33歳だけど……?」

33────には、正直、見えないかも。

疲れたような顔してるし、しわとか、くっきり見えるし……。

白髪も何本か混じってるし、さ。

この人、相当な苦労人だな……。

「レイナ」

名前を呼ばれたので、考えるのをやめて、リーマスの目を見る。

「何?」

「僕、寝て良いかな?
 昨夜、寝れなくて」

真面目な顔して、何言うのかと思ったら、そんなこと。

「いいんじゃない?」

「……ありがとう。
 それじゃ、寝るね」

そう言うと、リーマスは眠りこんでしまった。