二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 戦国BASARA【闇の彼方まで・・・】オリキャラ募集 ( No.38 )
日時: 2010/08/18 23:22
名前: 卍鄙城卍 ◆8TM.1EWlaA (ID: 5PvEL/lW)

六.      蒼龍破滅 上
「____何!?」
「え、えぇ・・・」
「筆頭おぉおおぉお!!どうs「静まれお前等!!」

と大広間に冴暁の大声が響いた。

「さ、、冴暁様・・・」
「hey何遅れてたんだ。」
「申し訳ない。。・・・ココが落ちるのも時間の問題だ・・・一つ策がある」
「策?・・・yaいってみろ」
「その前に・・・政宗はもし天下を取ってそのあとどう過ごしたい?」
「・・・今の所天下を取ったことしか考えてない。まぁもし後だったら後はのんびりと過ごしたい。」
「そっか・・・なら策は出来る。」
「早く言ったらどうなんだ。。」
と狼牙が呆れ半分にそういう。
「・・・狼牙、片倉、それにみんな・・・政宗を任せる。俺一人でここを食い止める」
「っな!!?お前なにいっt「いいから!!・・・そもそももう俺はもう暴れたいんだよ!!」
とすがるように政宗の胸倉をつかむ
「もう・・・なにも傷ついてほしくない・・・んだよ。。」

冴暁と政宗は幼馴染で

政宗には辛い思いをさせてしまった____


だから冴暁は是が非でも守りたかった。


「・・・解った。でも絶対追いついてこい。」

「うん。。。」


「じゃあ_________また」

と米沢城から政宗たちはいなくなった。





「秀吉、そろそろ行こうか。・・・君の天下統一の為」
「うむ解っておる。。。が奥州の城から兵が出て居ない気がするのだが・・・」
「うん。。僕もそう思った・・・けれど何かも作戦だろうね。」

と豊臣も動き始め、一気に本陣まで詰められた。


「標的は蒼の陣羽織!それが政宗だ!」

と半兵衛がそういう


「さよならだ。政宗k___!!?」
「生憎・・・政宗様はここにいねぇ。竹中 半兵衛、ここで消えてもらうぞ!!」
「そっか・・・折角会えたのに・・・悲しいね。でも仕方のないことだ。さよなら、冴暁k_!?」

「蒼龍の旦那ァ!」「冴暁!!」
と半兵衛の背に苦無が刺さりそして懐かしい声が響く

「佐助!?何故ここに!?」
「大将が援軍として行けって。」
「冴暁、独眼竜は!?」
「逃がした。。だからココに居るのは俺だけ。」
「バッ何考えてるのだっ!!?」
「政宗を死守するのが俺の指名なんだっ!!!潺凪姉さんが何て言おうとも俺はっ!!!」

「・・・なら加勢する。佐助!お前も手伝え!!」
「ハイハイ。・・・危なっかしい人ばかりだねぇ。」


「クッ・・・急いで秀吉に伝えなきゃ・・・」
と秀吉のもとへ帰ろうとする半兵衛の行動を冴暁は見逃さなかった。

「っ蒼雷龍牙!!!!!」
「ッグアッ!」


「取り敢えず刺客は居ない、と」
「蒼龍の旦那。・・・あれ?」


(急がなきゃっ・・・急がなければ・・・)
と木々の上を走って政宗のもとへ

「っ政宗っ!!」
「冴暁!?」
「も・・・遠すぎ・・・」

「包囲した敵をどうしたんだ?」
「潺凪姉さんと佐助が・・・加勢。。してくれて」
「でもお前怪我・・・「大丈夫、、だから・・・多分もう米沢に戻っても大丈夫__」
と冴暁はそのまま意識を飛ばしてしまった





「ん・・・」
「起きたか?」
「あ、うん___っぅ・・・」
「まだ傷が痛むか・・・・?」
「ううん、、痛まない。。。」
「・・・お前、辛かったよな。。」
「_は?」
といきなり政宗が訳の分からないことを言い出した。
「大抵・・・あの頃から俺はお前に守られてばっかで何か困ったことあったらお前や潺凪に頼ってた・・・うざかっただろ?」
「なっ・・・何言ってるんだよ!?」
「・・・ゴメンな。」
「謝るのはこっちだって・・・。毎回政宗を怒鳴りつけて結局前は武田へ逃げ出そうとした。」
「あれは俺が悪k「ごめん。。今一人にさせて。。。」

とぴしゃんと外へ追い出され結局は冴暁を怒らせたり困らせたりする自分はなんて無力なんだろう__


と政宗はその場で声を殺しながら瞳から雫を零した__


「やーでもほんとに危なかったねぇ。」
「あ、あぁ・・・何か引っかかるな。」
「えっ?」
「否・・・冴暁はあのままでよかったのだろうか、と」
「・・・俺様も同じよ。蒼龍の旦那が何であれ程にまで・・・・」
と上田城の静寂な夜の中真田忍隊の長と副長の姿があった。

「ん・・・佐助、潺凪殿・・・起きてたのでござるか?」
「あ、旦那」
「幸村さん起こしちゃいましたか・・・?」
「否、只・・・冴暁殿の事を話していたのを聞居てしまったのでござるから・・・」
「・・・佐助、幸村さんあの子の過去は聴いたりしてないですよね?」
「俺様は若干聞いてたりしてるからなんとなくわかるけど。。」
「某解らないでござる・・・」

「じゃあ今言います」


冴暁は孤児であった。

何か嫌な事があればすぐ逃げたりしていた。

だから昔から忍としての素質があった。

佐助、風魔、かすが、潺凪と知り合ったのはその場所からだ。

でも冴暁は突然その里から消えた。

それが約10年前。

訳はきっと誰にも言っていない。

寧ろ言ったら同情されるがまま。



そして米沢の城下町で


政宗と会った。

それから親もそこに居て

知り合った。


「・・・ってこと。」
「まぁ今じゃ潺凪みたいに蒼龍の旦那は両刀だからねェ・・・」
「な。。。酷な・・・」
「誰もがそうとしか言いようがないんですよ。結局あの子は誰かを守るためには自らを犠牲にして死守できなかったらあの子は切腹してまででも死にたがりますから。・・・本当に“あの人”に似たなぁ。」
「あの人_?」
「!ううん・・・なんでもない。一瞬あの子のお兄さんを思い出して。」
「?冴暁殿の兄上は強いのでござるか?」
「強いも何も・・・あの子の師匠みたいな存在で私達もあの人の傍に居て学んだから。。」

「きっとかすがも同じだろーな。」





「風魔ー!!風魔は何処じゃぁあ!」
「・・・」
と小田原城に北条氏政、風魔小太郎の姿があった。
「む、どうした、そのけがは」
「・・・」
と風魔は鮮血が滴る腕を隠していた
「むぅ・・・ほんとうに無言じゃのぅ。」
とそう北条が呆れたように言った言葉と同時に風魔はまたどこかへ消えて行った。


風魔は冴暁を求めているのではないのだろうか。

過去に突然里から逃げ出した冴暁を。

その答えは風魔しかわからない。





「・・・政宗今まで有難う。。。。でも俺は結局は何重にも政宗を傷付けてきた。だから・・・伊達軍から離れるね。」

と自室に独り言を言い、置手紙を机の上に置き誰にも気づかれぬよう米沢城から離れた。




七. 蒼龍破滅 中 蒼龍願望