二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 戦国BASARA【闇の彼方まで・・・】オリキャラ募集 ( No.63 )
日時: 2010/09/06 23:28
名前: 卍鄙城卍 ◆8TM.1EWlaA (ID: MlM6Ff9w)

壱拾弐.  竜の決断
<政宗side>
「政宗、行ってくるよ」
と夜中俺の部屋の前でそう呟いて何処かに行っちまった。

俺がちゃんと一国の主としていねぇから?

俺がちゃんと仕事をやってないから?

答えてくれよ・・・冴暁。

と夜が更けた

俺はずっと絶望して部屋の中で掛布団を抱き締め顔を埋めていた。

「政宗様、そろそろ起床するお時間です。」
「・・・・・」
「政宗様?何処か具合でも・・・」
「なんでもねぇ・・・今起きっから」

と怠い思いを引きずりながら起きる

今は何もしたくない。

筆を取っても直ぐ飽きる。


「・・・冴暁ぃ・・・会いたい・・・悪かったから・・・戻って・・・来て」
何て俺らしくねぇ。

・・・何でだ?俺が悪かったのか?


と廊下からドタドタと足音がすると見りゃ小十郎。
「政宗様!!冴暁様より文が!」
「・・・冴暁から?」

とその文を手にする
“拝啓 伊達 政宗殿へ
また出て言って申し訳ございません。
でも今回ばかりはどうもすぐには帰れなさそうです。
俺は、今石田軍の所にいて其処で匿ってもらってます。
でもってもしかしたら、、戦うことにもなるかもしれません。
今俺は悔んでいます。
貴方を置いて絶望へ導いてるのはコレで何度目でしょうか。

でも

・・・どうか忘れないで。独眼竜の月は例え遠く離れようとも貴方の未来、道を照らしているから。”
本物の冴暁の字だ。
とおもったが下に別の奴・・・否俺があっさり負け、そして復習したいと思う相手だった。
〝貴様に一つ問う。答は文で送れ。
 水無月 冴暁をどう思う。そして何故追わない。
 貴様のことだ。直ぐ捕まえに行くとは思ったが何故だ。″

「・・・小十郎暫く一人にしてくれ・・・」
「はっ。」


何でって・・・その時は驚き過ぎて何も言えなかった。


冴暁は俺の大事な幼馴染みで部下で・・・


アレ?ジャア何デ身体ヲカサネタンダ?


「・・・そうか・・・今迄の迸りは・・・好意だったんだな。。。糞っ何で・・・今更・・・」

「アンタが独眼竜かい?」
「ah?誰だ手前。」
「俺は桝田 依玖ってもんだ。冴暁の従兄妹にあたる。・・・冴暁はアンタを嫌っていない。寧ろ好き過ぎていたんだ。でも同性を愛するなんてマズイから・・・。何時か殺めたりしてしまうと思ったから。だから身を引いたんだ。。。理解してくれ」
「・・・そうか。で、操り人のアンタ。何時までここに居やがる」
「今帰るから。」


誰もいない部屋で俺は解った。




あの時彼はずっと
     俺を思って________

「・・・徳川 家康に会いに行ってみるか。否同盟を組ねぇと。」


俺はもう逃げたくもねェ。


例え地に堕ちたdragonだとしても。


冴暁、、待っててくれ_______



壱拾参. 若虎の意思
に続く