二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【気まぐれ短編集】翡翠の波紋【稲妻・ボカロとか】 ( No.13 )
- 日時: 2010/07/11 18:53
- 名前: 氷橙風 ◆aeqBHN6isk (ID: yjS9W/Zh)
- 参照: 勉強おわったー。
+*あら、甘い? この気持ちもね。*+
「今日はあの強豪校に勝ったし、特別にケーキをつくるわよ!」
夏未がバン! と調理台を叩いた。
その横には秋。
「あの、な、夏未さんはやらなくてもいいんじゃないかと……」
春奈が苦笑いをすると、夏未はちら、と春奈を見た。なにか? という眼で。
「……いえ、なんでもないです。」
するとニコリと笑う夏未。
春奈はほっとすると同時に、ケーキを食べてみんなが倒れたらどうすればいいだろうと脳をフル回転させていた。
「じゃあ、私が言うとおりにやってくださいね。」
「ええ、わかったわ。」
(絶対わかってないだろうな……)
と内心秋は思った。
**
「できた……」
ふう、と汗をぬぐう夏未。
秋と春奈も、一応できあがって安心したのか、へたへたと座り込み。
「それじゃあ、みんなのところに持っていきましょう?」
「あ、はい、そうですね……」
夏未が次々とつくる失敗の処理を健気にやっていた秋達は、もう味見(毒見)をする元気もなかった。
もーどーなったっていーやー、と諦めていたのである。
**
「……うめーじゃん」
「本当!?」
円堂はフォークを口に含むとうんうんと頷きながらそう言った。
夏未がつくったと聞いて真っ先に円堂に食べさせた風丸達は、驚愕を隠せなかった。
「ほ、ホントか……?
円堂の味覚がおかしいんじゃ」
「いやでも、疑い続けるのも良くない。
よし、俺食べてみるよ」
風丸は覚悟を決めたかのようにフォークを口に運び、
「あ……おいしい。」
「えぇえええ?!!」
風丸までそう言ったことにさらに驚くメンバー。
「じゃあ……食べてみるか。」
「俺も」
そしてみんなの感想は。
「おいしい」
というものだった。
「よかった!」
無邪気に笑う夏未を見て、(苦労が報われたかも)と思う秋と春奈。
「俺のちょうど好みの甘さだぜ!」
「……そう、甘い、か……♪」
フォークを動かすのを止めない円堂を見て、
夏未はクスッと微笑んだ。
(この甘い恋心も、貴方に届きますように。)
+
はい意味フ!!
なにがしたかったんだろうね!!
いや別に夏未さんで遊びたかったわけじゃない。
っていうかこんなに料理下手なキャラだったか?
まあ……うん、読んじゃった君がいけないんだよ((いい加減にしろ
私の短編ってこんなだからね、全然原作関係ないのが多いから。
ご了承くだせぇ。