二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【稲妻・ボカロ】翡翠の波紋【気まぐれ短編集】 ( No.131 )
日時: 2010/08/04 17:08
名前: 氷橙風 ◆aeqBHN6isk (ID: yjS9W/Zh)

+*ぼくとキミ。*+


「いちぃーっ!」
「……ん、なぁに守」

 普通の幼稚園でのある日のこと。

 今は自由時間で、外にでて遊ぶ園児と、中で過ごす園児の二つに分かれ。円堂守は外でサッカーを。風丸一郎太は中で絵本を読んでいた。
 上から聞こえた円堂の声に、風丸は絵本から目線をそらし上を見上げる。すると座っている風丸の手を円堂が自分の方に引いた。

「えほんなんて面白くないよっ、外でいっしょにサッカーやろっ?」
「でも……そんなことないよ、これだって面白いよ。守ももっとえほん読んだほうがいいよ」

 にこっと笑う円堂に、風丸は首を左右に振る。それを見て円堂は頬をふくらませた。

「いいのっ! ぼくはいちと遊びたいんだもん!」
「……しょうがないなあ」

 風丸が溜息をつき——とはいっても、若干嬉しそうであったが——絵本をぱたり、と丁寧に閉じると、服をはたいて立ち上がった。また元通りの笑顔になる円堂。

「いちがいなきゃ、ぼくつまんないもん!」
「……ぼくも、守といっしょにいる時がいちばん好き」
「うんっ!」

 きらきらとした笑顔で、二人は手をつないで外に出た。


(どんなことがあっても、)
(ずーっといっしょだよ)




なんかクズ文……
ゴメンなさい今調子が。

幼少期ってホント和みますよね。