二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【稲妻・ボカロ短編集】翡翠の波紋【リク求む】 ( No.147 )
- 日時: 2010/08/12 13:40
- 名前: 氷橙風 ◆aeqBHN6isk (ID: yjS9W/Zh)
+*首なしのお人形*+
ギチリ、という、日常にはない耳障りな気持ち悪い音が、静かな部屋の中で唐突に聞こえた。
あまり物はなく、そのかわり夥しい埃と塵が部屋の中に漂い、あまりそこに居たいとはいえない場所。しかも、ところどころに気味が悪い紅い飛沫模様があったり、大量のカッターナイフやその古くなった刃が灰色の床に落ちている部屋だ。
けれど、たった一つ、綺麗に掃除がされているらしい物があった。美しい滑らかな茶色の戸棚。上方はガラスの扉、下方は引き出しのものだ。丁寧に磨かれた一枚のガラスの向こうには、何体かの小さい人形があった。
金髪の青い瞳の人形が二体。その二つの人形は双子なのか、よく似ていた。そして長い桃髪に青い瞳で、少し寒気がするほど白い肌の人形が一体。青い髪と瞳の人形が一体。浅葱色の髪と瞳の人形が一体。浅葱色の人形を除けば、全ての人形は笑顔だ。——眼は笑っていないようだが。
そして浅葱色の人形は、無表情だった。“無”という言葉でしか表現できないほどの無表情。どこを見ているわけでもない曇ったガラス玉の瞳は、片方が少し取れかかっている。
しかし、五体の桃色の人形と青色の人形には、もう一体置いてあったかのような不自然な隙間があった。赤い糸が一本、忘れられたかのように隙間にのっている。
すると——
「次はこの子にしようかな」
無垢な少女の声と共に、隙間に一体の人形が置かれた。細長い指が掴んでいるのは赤い服の人形。——ただし首から上が、なにかに無理矢理切られたのか存在していなかった。
次に少女が手に取ったものは青色の人形。笑顔の少女の足元には、さっきの赤色の人形の首らしきものがあり、右手には赤い糸が数本絡みついたカッターナイフ。そして彼女は、表情は違うが浅葱色の人形とまったく一緒の容姿をしていた。
ギチリ、ギチリ。
嫌な不快音がし、次々と人形の首が床に落ちる。頭が無くなった人形が、また戸棚へと戻される。
「あはは、あはははは」
ただ笑いながらその残酷な行為をしつづけ、やがて戸棚に残った頭がある人形は、彼女と同じ浅葱色のものだけになった。
すると少女は笑うのを止め、ゆっくりとそれを掴むと、さっきまでの笑いとは違う穏やかな笑みを漏らした。
「消える、きえる、キエル」
人形を壁に押し付け——右手に握られたカッターナイフをソレに思い切り突き刺すと、そのまま床に落ちているもう一つのカッターナイフを、
自分の心臓に突き刺した。
『虚しい、儚い、脆い命。』
+
なんじゃこりゃ\(^o^)/
これこそやおいでは。ヤマもオチもイミもなしw
結局情緒不安定な少女が人形を散々切りまくって自殺したという話じゃないか。
タイトルもわけわかめww
でも一番描写頑張ったんです。こんなに体力を消耗するとは……
まあ無駄に頑張ったんでますますダメ文になっているでしょう。なんか確認する気力がありません。
……なんとか考えた伝えたいこと。『命は簡単に壊れてしまうんだよ、無抵抗な人形のように』ということです(ふざけるな
本当に申し訳ございませんでした。
P.S メイコの髪って茶髪じゃないか……俺馬鹿だ。