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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【気まぐれ短編集】翡翠の波紋【稲妻・ボカロとか】 ( No.15 )
- 日時: 2010/07/11 21:17
- 名前: 氷橙風 ◆aeqBHN6isk (ID: yjS9W/Zh)
+*翼を失い力の海に溺れた鳥が、今日も鳴く*+
次第に空が明るくなっていくのが、カーテン越しにもわかる。
——今日も眠れなかった。
身体の痛みのせいでもある。
でもやっぱり、一番の原因は、あのことを思い出す——
それだろう。
**
貴方と一緒に、あの大空へはばたきたかった。
でもそれは無理だった。
だって俺は、飛ぶための翼が、まだ完全ではなかったから。
だから、みんなが飛んで行くのを、ただ見ていることしかできなかった。
寂しかったんだ。
そして、自分の力不足を、痛感した。
飛べるようになるためには、どんなことだっていい。
貴方のそばに少しでも近づきたい。
そう思って————
俺は海に墜ちた。
そもそも、俺は、もともと飛べる生き物ではなかったんじゃないかって、思った。
それでも、近づきたかった。
絶対に離れたくなくて、それで——。
海に溺れたくはなかった。
だから必死にもがいたんだ。
でも無駄だった。
どんどん、どんどん俺を沈みこませていった。
貴方の姿を見つけた時も、
————近かった、けど、遠かったんだ。
ゴメンなさい。
ゴメンなさい。
きっと貴方は、優しく許してくれるだろう。
でも、俺の罪は消えない。
だから謝り続けるんだ。
また今日も。
**
硬いベッドに、雫がポトリ、と落ちた。
ぼやけた視界に映るのは、寂しげな表情の、ペンギンの縫いぐるみ。
(いつか、また、一緒に笑いあえることを願って。)
(その日まで、ずっと、謝り続けます。)
+
なにがしたかったと聞かれたら私は答えられません。
いや、ほのぼの続いてたからシリアス書こうと思って。
それで俺の嫁の佐久間を(((
源田……のことは忘れたつもりで書きました。
佐久間には鬼道さんしかないんd((ry
BadかHappyかわからんよ、なんだあの最後。
とりあえずすみませんでした。
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