二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【稲妻・ボカロ短編集】翡翠の波紋【リク求む】 ( No.155 )
- 日時: 2010/08/16 15:53
- 名前: 氷橙風 ◆aeqBHN6isk (ID: yjS9W/Zh)
+*泣イテ、笑ッテ*+
今日、いつものように鏡を見たら。不思議なことがおきました。どうしてかはわからないけれど、鏡の中には私とそっくりな男の子がいました。
鏡には私が映るはずなのに、違うんです。『私とそっくり』だけれど、『私』ではないんです。不思議で不思議でたまりません。どうしてなんでしょう、神様。
どうしてなのかわからなかったから、男の子に聞いてみました。「あなたは誰?」って。そしたら、「僕はレンで、僕は君だよ」って、そう答えてきました。
本当なんでしょうか。だって私は男の子じゃありません。女の子です。それに、レンではなくリンです。
でも、なぜかレンの言うことを信じてしまいました。あの子は私で、レンはリン。リンはレンで、私はあの子。私とまったく同じのレンの声でそう言われると、頷いてしまうのです。
それから毎日毎日、鏡を見るたびに私はレンと会いました。私と同じ金髪。私と同じ青い瞳。髪型や洋服を除けば、あの子は本当に『私』でした。
でも、一つだけ違うものがありました。それは、彼がいつも哀しそうな顔をしていた、ということです。
私が笑っていても、泣いていても、ずっとレンは哀しそうな微笑みを湛えていました。泣いているわけでもなく、笑ってもいない。不思議な表情をしていました。
それでも、私はレンに会うのが楽しかったんです。なんだか妙に安心しました。他のお友達と話している時とは違う、あたたかい気持ちになりました。
——なのに、ある日突然彼は消えてしまいました。私が鏡の前に座ると、必ずこっちを見てくれてたのに。「その服似合ってるよ」とか、「ちょっと前髪がはねてる」とか、いつも優しい言葉をかけてくれてたのに。
どんなに探してもレンはいませんでした。家の中だけじゃなく、色々なところの鏡を見て回ったのに。
悲しくて悲しくて、思わず泣いてしまいました。それほどレンが自分の中で大きな存在になっていたことに、驚きながら。
そしたら、レンのある言葉を思い出しました。『悲しくても、笑ってごらん。きっと、涙なんてなくなるよ』——……それで、私は笑ってみました。涙でぼろぼろだったけど、鏡に映る私は確かに笑っていました。
そして私は思いました。『レンのあの表情は、このことなのかな』って。もしかしたら、涙を堪えていたんじゃないかって。なんの根拠もないけれど、その考えは私の頭から離れませんでした。
哀しい笑顔。涙がとまったら、彼みたいな微笑みを湛えることができるかもしれません。そしたら、彼は来てくれるかもしれません。
だから、まずは泣くのを止めようと思いました。涙を堪えようと。無理かもしれないけど、頑張ろう。レンに会いたいんだもん。
『どんなに時間がかかったって、絶対に涙は止まるよ』
君はそうも言ってたもんね。
+
あの、これはスルーしてください。自分でも何書いたのかさっっぱりわかりません。
早く稲妻書きたかったんで適当なんです。オチもクソもないです。作者タヒねばいいんですけどね……
まあリンちゃんはレンを愛してるってことで☆((タヒねぇぇえ
すいませんでした……
次は覚えてる人いないと思う、私のオリキャラが登場ですよーん。