二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【稲妻11・ボカロ】翡翠の波紋【海刀様リク完成】 ( No.211 )
日時: 2010/08/24 09:31
名前: 氷橙風 ◆aeqBHN6isk (ID: yjS9W/Zh)

+*たまにはお礼も(いいんじゃない?)*+


「ふ〜っ。疲れたー」

 本日の練習メニューが終わり、休憩を始める私達——雷門サッカー部。
 今日は真夏日といっていいぐらいの暑さ。……うん、朝のニュースで真夏日って言ってたし。そう、だからかなり今暑い。暑くて暑くて死にそう。ここにクーラーがあればーっ
 ……と、無駄な思考をしていると、

「ひゃっ?!」

 いきなり額が冷たくなった。突然のことだから気持ちいいとかいう前にまず驚きでいっぱいになる。そして変な声をだした気がするけど、どうしよう風丸さんに聞こえてたら! ああああ恥ずかしい恥ずかしい……

「ねー今の聞いた? ひゃっだって!」
「あははー彩華ちゃんも可愛い声だすねぇ」

 ……って。なーんか聞きなれたイヤーな声が今聞こえたんですが……。冷静に考える。答えは簡単にでる。だけど認めたくない。認めたくないよあーもー、

「なんでお前らがここにいるんだよ!!」

 暑さもあいまって真剣に苛立つので、思わずかなり大きい声で一喝し、叩き壊すほどの勢いで座っていたベンチを殴ってしまった。うん、みんなにいっせいに振り向かれたような気がするけど。
 あああああ、な、ん、で、こいつらがいるんだろうか。真遊奈に叉衣と奈津。どーしてだー。正直もうこいつらが来た以上、平和な時間を求めることは完璧に無理なので怒りよりも絶望の方が大きくなる。……それでも、まあ友達が来てくれて嬉しいというのもホントだけどさ。

「えへへー、円堂に頼んだら通してもらったよ!」
「さすが我らがキャプテン!」
「教祖様だし」

 絶対(笑)がついてるだろうと思われる三人。待て、なんか重大な発言をしたよな。……円堂、なにやってんだゴルァ。何不審者簡単に通してるんだよクソっ。やはり円堂はアホだ。

「まーとにかくさ、今日はいたずらしないから! ほらこの水あげるよー暑いでしょ?」

 円堂への怒りを拳に固める私に、真遊奈が笑ってペットボトルを渡す。ああ、さっきの額にやられたものはこれか。

「あい、ありがとー」

 適当に返事をし、まさか毒とか入ってないよなとか思いながら勢いよく飲む。透明な冷たい液体が喉に入っていくのが気持ち良かった。
 ……あれ、それにしてもさ、なんか変じゃね? 心なしか三人がニヤニヤしてるように感じるし。まあいつものことだけど。うん、それに新品にしてはキャップが緩かったような……

「あれ、俺の飲んだやつ、疾永にあげたのか。何に使うかと思ったら」

 ……はい? はい!? 今めちゃくちゃ重要な巨大隕石落下速報ぐらい重要な言葉が風丸さんの声で聞こえたよ? え? ちょ、待って? 落ち着け。落ち着いて考えるんだ私。……ちょっと待て。

「ぶはっ」

 思いっきり吹きだしてしまった。どうしようどうしよう、後始末のこともまあどうしようだけどさっきの言葉が本当ならあのあのあの私超大変なことをしてしまったんでは。

「あ〜何やってんの彩華〜」
「それはこっちの台詞だ! お前らわかってて私に?!」
「いえす! 嬉しいでしょ? てへ!」

 怒り心頭の私に星マークでお返しする奈津。うん、その首絞めたろか。

「顔赤いよー彩華! あははー愛しの風丸さんと間接キスだもんね!」
「ちょっ叉衣黙れ!」

 幸い風丸さんには聞こえてなかったみたいだけど。……ま、叉衣の言うことは本当のことだね。私の頬が熱いのは感じるし、風丸さんのことが好きなのも事実だし、そして風丸さんの飲みかけ+私が飲む=間接キス、ですからね。

「……嬉しい、けどさあ、マジ心臓に悪いから今後こういういたずらはやめてくれ」
「よっしゃ嬉しいって認めた!」
「やったね! じゃあ私達の任務は終えたね!」
「は? ちょっ」

 ガッツポーズをする三人。任務って誰からのだよ。というか私の悲願は届いていないようですね仕方ないか。

「それでは俺達はここで! あでぃおす!」
「あとは自力でいちゃつけよ!」

 ちゃっ、と誰かさんの俺だよっ的なポーズをしてムカつく言葉をほざきながら去っていく真遊奈達を追いかけようとしたら、誰かに肩を掴まれた。

「なんですかもー私は今忙し、」
「まだ汗ぬぐいきれてないぞ」

 ……どうやらその手は風丸さんだったようで。え、てかえ、あの、私の頬にふれ、て……。

「面白い友達なんだな、疾永」

 そう言って私と同じ紅い瞳を細めると、にっこりと風丸さんは笑った。

 
 ……ありがとね、みんな。




描写がないとか言わない。心理を頑張ったんだよ! 情景描写はもう疲れたんだよゴメンなさい手抜きってことですね。
終わり方がおかしい^p^いや、全てがおかしい^p^ゴメンねソラ。こんなんで本当に申し訳ございません。しかもギャグの方が割合大きいじゃねえか^p^俺失せろ^p^

本当にごめんなさいでした! まあ、仕方ないですよ私にリクしたのが悪i(黙れ
それではっ!