二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【稲妻11・ボカロ】毒砂糖【春風様リク完成】 ( No.365 )
- 日時: 2010/09/16 17:47
- 名前: 氷橙風 ◆aeqBHN6isk (ID: yjS9W/Zh)
+*大切なのは、*+
「それじゃーな」
「うん!」
そんな会話を最後にして、自分の部屋の方に戻っていった晴君。
彼の後ろ姿を眺めながら、そういえば今あの人はどうしてるのかなあ、なんて思って。……馬鹿みたい、風君と私なんかが釣り合うわけないのにね。
そんなことを思っていると、後ろから大好きな声がした。
「かぐや!」
え、風君。
そう声に出すより先に、ぐっ、と肩を掴まれた。突然のことすぎて、何が何だかよくわからない。でも、薄青の瞳がいつもよりどこか怖い、とこれだけはなぜかハッキリと感じる。
「……なんであいつばっかり」
風君の大きい手から、体温が伝わってくる。……いつのまに、こんなに手が大きくなっていたのだろう。
じゃなくて、どういう意味、だろう。あいつばっかり? え……?
本当はうっすらとわかっている。だけど信じたくない。わかりたくない。風君と晴君と私の「幼馴染」という関係を壊したくない。だから私の考えを否定してほしくて、目を逸らしながら問おうとすると——
ぎゅっと引き寄せられて、え、え?
「ふう、くん」
どくんどくんと、鼓動が身体の中で反響する。20センチも離れていない風君の顔が、
ふっ、と緩んだ。
「愛してるよ」
耳元に甘い蜜みたいに囁かれて、ぴくって自分の肌が震えて、どくんって鼓動が一段と激しく鳴って、待ってよねえ、私、私!
くらりと視界が歪む。ぐるりぐるりと、暗い渦の中に巻き込まれていく感じがして怖い。何か、何かと直感的にすぐそばにあった——風君の服をぎゅっと掴む。風君の腕の中はどこか安心できるあたたかさがあって。それでも吸い込まれていく。どこかに。段々と思考がぐちゃぐちゃになっていって——
ああもう!
「……私も」
後のことなんて、後で考えればいいんだから!
今この気持ちを伝えることが、一番大事でしょう?
+
やっぱり意味不明といううぬー。
最近あんま小説書いてないんです。最近っていってもあれですよ二日間ぐらいですよ。でもそれだけで調子ってさがるみたいです私の場合。
というかというかお待たせしてしまって本当に申し訳ございません。何日間待たせてしまったんだろう……あー俺おわれ。
それでは、有難う御座いましたー。