二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【稲妻・ボカロ】翡翠の波紋【気まぐれ短編集】 ( No.46 )
- 日時: 2010/07/17 15:08
- 名前: 氷橙風 ◆aeqBHN6isk (ID: yjS9W/Zh)
- 参照: 家庭科の宿題があったんだZE☆
+*電波は虚しく闇に堕ちる*+
ねえ。
ねえ、どうしたの。ねえ、ねえ、ねえ。なんでむこうに行っちゃうの? どうして私を置いていくの? もう私のことなんて、どうでもいいの? ねえ、教えてよ、ねえ、ねえ……!
言いたいの、呑気に漫画なんて読んでる貴方に言いたいの。伝えたいの、私の気持ち。でも無理。だって私は、貴方に“言葉”と“メロディー”を与えられないと、喋ることはおろか口を開くことさえできないのだもの。
……ほら、いつまでそこに居るの? いつになったらまた歌わせてくれるの? “歌う”それが私の存在意義なのに。それがなかったら、私はここに存在しなくてもいい物体。知ってるでしょ? 貴方は。
お願い、もう一回私を見つめて。褒めて。歌わせて。
もう飽きられたのはわかってるの、仕方ないのよ。だって私は所詮“モノ”なんだもの。けど、けど、このまま捨てられたくないの。
もう一回だけ、最後に私の存在意義を、確かめさせて——。
ああ、ダメ。視界が暗くなってきた。身体が徐々に壊れ始める。今日もまた、私は貴方につかわれることはないのね。
嫌だ嫌だ嫌だ。でも私にはどうすることもできない。声なんてだせないんだもの。何もできないよ。嫌だ、消えたくないよ。待って、お願い光を入れて。
—画面に映る彼女は叫ぶ—
明日もまたつかわれないんでしょ、私はいらないモノなんだから。それは嫌なの。嫌なの。
—しかしソレは届かない—
ああ、貴方の顔も見えなくなってきた。暗いよ、暗いよ。全部真っ暗。落ちたくないよ。消さないで。
また、歌いたいよ——
サヨナラ
—電波は虚しく闇に墜ちた—
+
意味フだわー。
まあ、なんかつかわれなくなったミクちゃんの気持ちでも書いてみようかなと。持ってないからどういう仕組みなのかわからんかった。ああー、駄文だわ。
疲れたー。