二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- まさかの宮園紫奔様リク2 ( No.465 )
- 日時: 2010/10/02 09:55
- 名前: 氷橙風 ◆aeqBHN6isk (ID: yjS9W/Zh)
「夏月、やっぱりガゼルのこと好きなんだ〜」
「廊下で会うたび視線交わしあって、らぶらぶって感じねっ!」
プロミネンスの部屋に戻ってお茶を飲み、一息ついているといきなりそんなことを言われた。ちょっと待て杏と穂香。うん、もう一回言ってみようか。
「そんなわけないでしょーが視線じゃなくて睨みあってるから。だいたい敵に恋する馬鹿がどこにいるんだっての!」
その馬鹿は自分ですと思いながらも傍にあったノートで杏と穂香の頭を軽く叩いた。二人は頭をおさえながらもにやにやした目でこっちを見てくる。
ああ、こいつらに絡まれると結構面倒くさいんだよなあ。それに基本自分は男女関係なく人と関わるのって微妙に苦手だったりするし。こういうタイプと一緒にいるのは楽しいけど疲れる、うう。
「敵とか関係ないわよ、乙女の恋は大切にしなきゃ! でしょ? 夏月ちゃん」
「それにあんたとガゼルがくっつけばダイアモンドダストに勝ちやすくなるし」
何気に杏が黒いのは置いといて、とにかく穂香の言葉がウザったい。だいたい、生憎自分は乙女ではないんで。乙女な心はだーいぶ昔にごみ箱ぽいしたんで。つまりあんたのそれに同感は一切しないんで!
「なんだミザ、ガゼルがどうした?」
ガゼルという言葉をだしただけで扉を乱暴に開けて入ってくる南雲。待て、待て待て待て色々と言いたいことがある。
「ミザって呼ぶな、自分マネジだから宇宙人ネームで呼ぶな。それとノックしてから入れ。で、ガゼルはどうもしてないから! 聞き間違い! さっさと帰れ後で何発か殴るから覚悟しとけチューリップ」
部屋から蹴り飛ばし速効でドアを閉める。まったく、女子のいる部屋にいきなり入らないでいただこうか。ホントデリカシーないなあの男は!
「……バーン……ちょっと可哀想じゃない夏月」
ドアの方をぼーっと見ながら杏が言った。いやいや、杏がそう思っても自分はまったくそう思わないから、ゴメンねー。なんにもわかってないあの馬鹿が悪いから。……とは断言できないけど。
「ま、でもとにかく、なんとかしなきゃいけないわね」
何が、って穂香の方に振り向く。まあだいたい予想はつくんだけど、嫌な予想は。でもお願いだから自分の予想を裏切ってね、是非是非裏切ってね、裏切ってくんないと自分死んじゃうからね!
「とりあえず、ガゼル君の所にいくわよー」
穂香は敵とか本気でどうでもいいようだ。君付けするとかよくできるなあ、なんてぼんやり思いながら、もう一回穂香の台詞を確かめる。……裏切ってくれっていったじゃんか、ああ。
「ちょ、穂香! いい加減に……」
「早く進展させないとねっ」
自分の手を掴んだノリノリな穂香は自分の声なんて気にせず、ガゼルがいる所——ダイアモンドダストの部屋にまっしぐらー。
これ、夏月絶体絶命のピンチですよね。
**
「……何の用だ」
幸か不幸か練習かなんかで部屋にはガゼルしかいなかった。穂香と杏はどっかにぴゅーっといっちゃったし。こいつと二人きりでどうしろと?
「知らない、あいつらに聞いて」
あいつら、っつってもあの二人は部屋へ自分を押しこんでその瞬間逃げたからガゼルはわからないだろう。でも自分の意思でここに来たとか思われたら自分どうすればいいんだー!
「? ……そういや、ミザはいつも私と目を合わせないようにしているな」
「はっ?」
いやあんたにだけじゃないよ、ていうか何か悪い、って言おうとすると、
——ぐいっ。と、顔を無理矢理動かされた。
「他人と話す時は目を見て話せ。それぐらいもわからないのか」
今自分の頬にガゼルの手がふれてる。それは事実で、しかも今自分はガゼルの目を見ててガゼルは自分を見てて、……あ、ヤバい意識飛びそう。
「敵だろうと礼儀は守れ。私が言いたいのはそれだけだ」
気絶しかけようとした時、そんなガゼルの声が響いて、廊下に閉めだされた。
そのおかげで意識は復活したけど——ああ、ちょっと待って追いつかない! ダメだ、今何が起こった。絶賛混乱中だけど、恥ずかしさはあふれでてくる。恥ずかしい恥ずかしすぎる、あーもーっ!!
思いっきり叫びたかったけどそれはさすがにやめといて、代わりに盛大に溜息をついて床に座り込む。
——そういえば、ガゼルの瞳って結構綺麗なんだなあ。
って、静かな廊下の中でぼんやり、感じた。
+
どういうことだこれは……自分でもよくわからないです。俺に何が起こった。
まず長くてゴメンなさい。気がつくとこうなっていました。本当にゴメンなさいその上駄文でゴメンなさい。
そしてシリアスじゃなくてゴメンなさい。だって夏月ちゃんみたいなキャラはこういうノリの方がうまくいくんd言い訳ですね。
バーンの扱いが酷い。これは読みなおして吹きました。これは真剣に酷いですゴメンなさい。
全体的になんかおかしいです。もうゴメンなさいじゃ言い表せない謝罪の気持ちでいっぱいです。なんですかこれ。まさにカオス!
すみませんでした。