二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【稲妻・ボカロ】翡翠の波紋【気まぐれ短編集】 ( No.77 )
日時: 2010/07/31 18:49
名前: 氷橙風 ◆aeqBHN6isk (ID: yjS9W/Zh)
参照: http://www.kakiko.cc/youtube/index.php?mode=view&no=1274

+*わくわくどきどき楽しみですなあ*+


「リーン、レーン」
「ん、なーにー?」

リビングからの、ミクの楽しそうな自分たちを呼ぶ声に、リン達は走って駆け付けた。興味津々というような青い瞳が、ミクをじっと見つめる。

「今日はねー、ビッグニュース! ……教えてほしい?」
「なになにっ? 教えてお姉ちゃん!」
「どうしよっかなー」

人差し指を唇にあて、いたずらっぽく笑うミクの周りをリンとレンが囲む。冗談だとはわかっていても、好奇心旺盛な二人はほんのり桃色の頬をふくらませてミクを下から見上げた。それに対し、ミクはしょうがないなあ、と言いながら、なにやらテーブルの上に乗っている書類の束から写真を一枚取り出した。

「……誰? この人」
「綺麗な人だなあ。すっごい美人」

リン達はキラキラと目を輝かせてミクから瞬時に奪い取り、まじまじと写真を見る。わりと大きいサイズの写真に写っているのは、金髪で、リンの言うとおり美人な一人の女性だった。

「この人の名前はね—……リリィちゃん! L・i・l・yって書くのよ」
「リリィ? ふぅーん……モデルさんか何か?」

レンが写真から目線をずらそうとしないままそう言うと、ミクは待ってましたというふうに、また一枚の紙をとりだした。

「じゃーん! ほら、ここに書いてあるでしょ?」
「……VOCALOID、Lily……。」

ミクが指さした箇所をゆっくりと読み上げた二人は、数回瞬きをし。

「えぇぇえええええっ!?」

大声をあげた。ちなみにミクは笑顔のままである。


**


「そっかあー……新しいお姉ちゃんが増えるんだね」
「嬉しいけど、たまには年下が欲しいね……」

喜びと悲しみが混じったようなよくわからない表情をするリンとレン。その様子をミクは無言で眺めている。そして数秒経つと、お得意の満面の笑顔を浮かべて立ち上がった。

「歓迎会やろっか!」
「うん……え?」

一回、無意識なのか頷いてからレンは驚いてミクの方を見る。

「なーんか元気ないねえ。二人は元気じゃないとつまんないよ。……歓迎会の時は、どんないたずらしてもいいからさ! やろっ?」

ミクはそう言って二人の肩をつかむ。リン達は少しとまどっていたが、すぐに顔が明るくなった。

「うんっ、やるやる! いたずらもやるっ!」
「でもリリィちゃんに迷惑がかからないようにね、バカイトならいいけど」

最後のほうの言葉は小さく独り言のように呟いたミクは、二人がはしゃぐ姿を見て、単純だなあと思いながらも微笑ましく感じ、くすっと笑う。


(リリィちゃん、ここの生活は楽しいよ、)
(早く一緒に遊びたいな)




終了らしいよ! 作者逝ってこいって感じだよねまったく!

リリィちゃんマジ可愛いです。ヤバくないですかあれ。美人美人。うわーヤバい。
リンとレンは色被りとかなんにも考えてないようです。いたずらができればいいみたいです。
色被るんなら銀か黒だと思います。

それでは〜。

P.S 参照はリリィ。